【レポート】
Red Hatは3月15日(米国時間では14日)、アジア太平洋地域を対象とした記者説明会を開催し、新バージョンとなる「Red Hat Enterprise Linux 5」をはじめとする製品やサービスを発表した。同様の発表は米国およびヨーロッパ / アフリカ地域でもそれぞれ同時に開催されたという。
まず、中核となるLinuxディストリビューションのバージョンアップが行なわれ、Red Hat Enterprise Linux 5となった。さらに、上位エディションとして「Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform」も発表された。これは、従来のRed Hat Enterprise Linux ASの後継にあたるもの。
Red Hat Enterprise Linux 5は、ユーザーの声に耳を傾けながら、開発に2年かけて完成したものだという。最大の変更点は、仮想化技術としてXenが標準で含まれるようになった点だ。Xenはオープンソースの仮想化ソフトウェアで、バーチャル・モニタ型の実装となっている。Xen上で実行されるゲストOSは、Xenに対応する形に修正を要する箇所があるため、以前からLinuxは完全に動作していたが、Windowsをそのまま実行することはできなかった。ただし、この修正は主にプロセッサの特権機構にかかわるものであり、ハードウェア側で対応することでゲストOS自体を修正しなくても動作が可能になる。Red Hat Enterprise Linux 5では、AMDとIntelとの協力関係に基づき、両者がそれぞれ提供するハードウェアレベルでの仮想化支援機構(AMD-V / Intel VT)を利用することでWindowsを無修正で仮想環境で利用することも可能となっている。
Red Hat Asia PacificのPresidentのGery Messer氏は、「Red Hat Enterprise Linux 5は、"オープンソース・アーキテクチャを通じて顧客に最大の価値を提供していく"という企業戦略を推進していく上での新たな基礎(cornerstone)となるものだ」と位置づけた。
なお、Red Hat Enterprise Linux 5と同Advanced Platformの主な違いは、サポートするプロセッサ数、クラスタ対応、GFS(Global File System)対応などとなっている。
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