【レポート】

PMA 07 - タムロンから初の手ブレ補正付きレンズ、トキナーは大口径広角ズーム

1 タムロン初の手ブレ補正搭載レンズ

    小山安博  [2007/03/12]

    PMA 07では、さまざまなメーカーから新レンズが登場しているが、ここではレンズメーカーのタムロンとトキナーのレンズを紹介する。

    タムロンは、すでに発表済みの「AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical [IF] MACRO(Model A20)」「SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO(Model A001)」という2本のレンズをケース内ながら出展。特にAF28-300mmは、タムロン初の光学式手ブレ補正を搭載しており、28-300mmという人気の焦点距離も手伝ってかなりの人気商品になりそうだ。70-200mmも、大口径の望遠ズームレンズで、F2.8という明るさの割にコンパクトで軽量な点が特徴。手ブレ補正機能はないが、ボディ内手ブレ補正を搭載する製品に装着すると良さそうだ。

    AF28-300mm(左)とSP AF70-200mm。デザイン自体はほぼフィックスしているが、まだ試作機レベル

    いずれもデジタル一眼レフカメラだけでなく35mm判フィルム一眼レフカメラでも利用できる。AF28-300mmは、独自のVC(Vibration Compensation)機構を搭載し、「快適な手ブレ補正効果を発揮」(同社)するという。気になる手ブレ補正効果は明らかにされていないが、「一般的な手ブレ補正付きレンズと同等程度にはなる」(同)とのことなので、シャッタースピード換算で3段分ぐらいの効果は期待できそうだ。

    XR(高屈折率)ガラス、GM(ガラスモールド非球面)レンズ、複合非球面レンズ、LD(異常低分散)レンズ、AD(異常部分分散)レンズといった特殊硝材を使用し、コンパクト化と高解像・高コントラスト・平面性に優れた像面を実現したとしている。

    VCとあるのが手ブレ補正機構搭載の証

    300mm時はけっこうレンズがせり出す

    レンズ構成は13群18枚で最短撮影距離はズーム全域で0.49m。最大撮影倍率は1:3、フィルター径は67mm。全長は99mm、質量は550g(いずれもニコン用)で、花形フードが付属する。ボディ内手ブレ補正がないキヤノン用、ニコン用が発売される。発売日、価格は未定だ。

    SP AF70-200mmは、従来の「SP AF28-75mm F/2.8 XR Di(Model A09)」の流れをくむ大口径望遠ズームレンズ。フィルター径を77mmに抑えるなどサイズアップを少なくしながら、最短撮影距離は0.95m(ズーム全域)で、最大撮影倍率は1:3.1を実現。LD(異常低分散)レンズを3枚使用するなど、「柔らかなボケ味と切れのいいピントを両立」(同)させた。

    SP AF70-200mm

    三脚座が付属する

    ニコン用とキヤノン用は、フォーカスリングを前後にスライドさせることでAF/MFの切替が可能で、全マウントでAF時はフォーカスリングが回転しないほか、インターナルフォーカス方式のため全長が変化しないので使いやすい。着脱式のアルミ製三脚座と花形フードが標準で付属する。キヤノン用、ニコン用、ソニー用、ペンタックス用がそれぞれ発売される。価格と発売時期は未定だ。

    フォーカスリングをスライドさせるとAF/MFの切替が可能

    タムロンブースではそのほか、組み込み向けのカメラユニットなども展示。今回は携帯電話向けの製品も展示されており、その中で光学3倍ズーム・3メガのカメラユニットが新しい。従来のものよりも小型化を実現し、より小さな携帯電話のカメラでも光学ズームが可能になりそうだ。

    ずらりと並んだOEM向けのカメラユニット

    中央が最新のユニット。スペックとしては左のものと同等だが、ピエゾセラミックモーターを使うことで省サイズ化を図ったそうだ

    タムロン自身は、交換レンズよりもこうした組み込み向けのほうが売り上げに占める割合は高いが、特に携帯電話のユニットは、一般のカメラに比べてもパイがケタ違いなので強化していきたい分野だという。ただ、1モデルの数が多い分、大きな生産ラインが必要で、しかも比較的急に需要が増減するとのことで、こうした生産にかかわる問題をクリアするために検討を続けているそうだ。

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

        イチオシ記事

        新着記事

        特別企画

        マイナビニュースマガジン