【レポート】

PMA 07 - いよいよ姿を見せたシグマのFOVEON搭載コンパクトDP1

    小山安博  [2007/03/09]

    開催中のPMA 07のシグマブースでは、いつも通りの交換レンズ群を並べて、来場者がレンズを試用できるようにしているが、今回はデジタル一眼レフカメラのSD14に加え、より詳細な仕様が明らかにされたばかりのコンパクトデジタルカメラ「SIGMA DP1」や新レンズ2本も出展、来場者が触れられるようになっていた。

    完成度が増したDP1

    DP1は、SD14に搭載されている1,406万画素(2652×1768×3層)FOVEON X3ダイレクトイメージセンサーを搭載した点が最大の特徴。コンパクトデジタルカメラの撮像素子は、高解像度化するにつれて素子サイズが小型化し、それに対する弊害も指摘されているが、DP1ではデジタル一眼レフカメラと同じサイズという大型のセンサーを搭載しているため、画質に関する期待が高い。

    photokinaで出展されたDP1

    こちらが今回のDP1

    昨秋のphotokinaでも出展されていたが、来場者が実際に触れることはできず、今回のPMAでは実機に実際に触ってさまざまな動作を試せるようになっていた。

    本体背面。ボタンの質感は格段によくなっている

    モードダイヤルは必要最小限の項目が並ぶ。背面右上にあるのがMF用のダイヤル。液晶画面の表示と連動している

    以下は実機を触った筆者の印象を含んでいるが、DP1自体はまだ「参考出品」という位置づけであり、発売までにはいろいろと変更が加えられる可能性が高い。

    DP1の主な仕様は別記事の通りだが、実際に触ってみると質感は高く、当然ながらモックアップに近かったphotokinaのころに比べてはるかに外観はいい。リコーのGR DIGITALのように期待感の高まる感触で、スペックだけでなく外観も高級コンパクトを意識しているようだ。

    背面の本体上部にはマニュアルフォーカス用のダイヤルが追加されており、これを回すことでMFを素早くあわせることができる。個人的には滑らかすぎるように感じたが、この辺は好みの問題かもしれない。マニュアル露出にも対応、十字キーの左右ボタンでシャッタースピードや絞りの変更が可能。露出用のダイヤルもあるとうれしかったのだが。

    オプションのビューファインダーを装着したところ

    ビューファインダーはかなり小型

    メニュー画面は独特の印象で、ちょっともたつく感じがあったのが気にかかるところ。また、撮影機能だけで15項目もあるのに、項目の一番上から上キーを押して一番下に移動する、またはその逆の動きができないのが残念だったが、このあたりの変更は簡単そうなので、今後に期待したい。

    メニュー画面。設定項目は豊富。ショートカットキーのような機能があると便利そうなのだが

    DP1は光学ファインダーを搭載しないが、ホットシューに装着する専用ビューファインダー「VF-11」が利用可能。このあたりもGR DIGITALと似たような仕組みだ。ビューファインダー自体は非常に小型な点がいい。見え方も比較的クリアだと思う。

    ちなみに、展示機ではISO感度がISO3200まで項目があった。もっとも、未発表のスペックに関してはすべて検討中とのことで、ISO感度もどの程度までサポートするかまだ決定していないそうだ。

    現在のところ、発売日や価格は未定。春ごろとの予測も聞かれたが、これも確定ではないようだ。

    手ブレ補正機能付きレンズと超望遠レンズ

    新製品として出展されていたのが「18-200mm F3.5-6.3 DC OS」と「APO 200-500mm F2.8 EX DG」という2本のズームレンズ。

    18-200mmは、「APO 80-400mm F4.5-5.6 EX DG OS」に続く2本目の手ブレ補正機能「OS(Optical Stabilizer)機構」を採用したモデル。使いやすく人気の焦点距離のレンズにOSを搭載したことでキヤノンやニコンのようにボディ内蔵の手ブレ補正機能がないボディで利用しやすい。

    EOS Kiss Digital Xに装着した18-200mm F3.5-6.3 DC OS

    詳細なスペックは別記事を参照してもらうとして、発売は5月の予定で、価格は79,000円(税別)となっている。気になる手ブレ補正効果は、現在シャッタースピード換算で4段分という強力な補正効果を目指しているそうだ。

    ワイド端(左)とテレ端でのレンズ全長の違い

    もう1本の新レンズは、焦点距離200~500mmをカバーする超望遠レンズで、さらにF2.8通しという明るさを備えた大口径レンズ。全長、重量などのスペックは非公開だが、とにかく大きくて重い。片手だと男性でも少し持ち上げるのがやっとのレベル。

    APO 200-500mm F2.8 EX DG

    スペックもサイズも立派

    今回の出展はサンプルレベルで、AFの駆動は確認できるものの、実際の撮影には対応していない。

    背後から見たところ

    こちらは国内で発売が開始されたばかりのSD14

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