【レポート】

McKusick氏、FreeBSDを語る - AsiaBSDCon 2007

1 McKusickってだれ?

    後藤大地  [2007/03/09]

    Marshall Kirk McKusick氏

    8日から12日にかけ、東京大学において*BSDに関する国際会議「Asia BSD Conference 2007」が開催される。前半の8-9日はチュートリアルや開発者会議を中心としたスタイル、後半の10-11日は論文発表を中心としたスタイルとなる。アジアにおいて開催される*BSD国際会議としては台湾についで2回目、日本では初の開催となる。

    初日の8日はチュートリアルが中心、Brooks Davis氏によるFreeBSDクラスタマシンの構築方法、Robert N M Watson氏によるFreeBSDセキュリティ機能に関する解説などが目玉となった。

    本稿では、1日をかけて行われたMarshall Kirk McKusick氏のチュートリアル「An Introduction to the FreeBSD Open-Source Operating System」の様子をお届けしたい。

    Marshall Kirk McKusick氏はBSDの開発に携わったひとりとして有名。とくにFFSの設計者であり、Soft Updatesの設計実装への貢献で高い評価を得ている。同氏が執筆したBSD/FreeBSDの設計と実装に関する書籍「The Design and Implementation of the 4.4BSD Operating System」および「The Design and Implementation of the FreeBSD Operating System」はOS設計の指針となる資料であり、教材としてもきわめて有用なもの。開発者の見解統一にも一役買っている。

    同氏は大学で同書についての講義を行っている。"The Design and Implementation of the FreeBSD Operating System"の内容を1年かけて講義したり、場合によっては、1週間の詰め込みセミナーとなることもある。今回はAsiaBSDCon 2007におけるチュートリアルとして同氏が招待され。1日の講演が実現した。

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