【レポート】

Googleのビジネスは著作権に無頓着 - MSがAAPの年次会議で痛烈批判

3 傲慢かもしれないが、コンテンツの価値は人が見て決めること - Google

Junya Suzuki  [2007/03/07]

Rubin氏はGoogleが昨年2006年に買収したYouTubeの例を挙げ、さらに同社を批判する。

「Googleはあなた方、著作権者に対してこう言うだろう。『われわれを信じなさい。あなた方は守られている。われわれがデジタルデータを守り、あなた方を傷つけることはない』と。だがYouTubeを見ればすぐにわかるように、同社はここでも"傲慢な"アプローチを採用している。明らかに著作権違反をしているにも関わらず、同社は効果的な対応をとっていない」

「さらにMicrosoftが衝撃を受けたのは、Google従業員がキーワード広告で(Microsoft製品を含む)海賊版ソフトウェアに関連したキーワードの販売を行っていたことだ。被害者はわれわれだけではない。違法音楽や違法映画コンテンツなど、関連するキーワード広告をGoogleが奨励していたのだ。これにより、同社はわずか4つの海賊版ソフトのサイトで80万ドルもの利益を上げている。そこには、著作権を優先事項の1つとして関心を払う企業としての姿勢はどこにもない」

「ここで選ぶべきビジネスモデルは2つある。1つは著作権を尊重する道。もう1つはそれを軽視する道だ。著作権者の1人であるMicrosoftは、当然ながら選ぶ答えは決まっている。だがGoogleのように、自身で著作権を持たない道を選ぶのであっても、他の権利者を尊重する法律上の決まりを除外することはできないだろう」と、Rubin氏はライバルのアプローチに対する考えを締めくくった。

傲慢かもしれないが、コンテンツの価値は人が見て決めること - Google

米Google CEOのEric Schmidt氏は、Rubin氏の講演が行われた日の同日朝、金融関係者向けの年次会議「Bear Stearns 20th Annual Media Conference」で講演した。米Wall Street Journal紙など複数の報道によれば、Schmidt氏はこのRubin氏の批判について次のようにコメントしたという。

「両陣営には実質的な意見の不一致がある。伝統的なメディアはコンテンツには実質的な価値があるというが、われわれは"それを証明してくれ"と言い、しばしば話が紛糾する。確かにわれわれは傲慢かもしれない、だが究極的には、物の価値とは、人々が見て決めることだ」(Schmidt氏)

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