【レポート】

しょこたんの評判は「ギザカワユス」 - Yahoo!JAPAN ブログ検索の新機能を試す

3 「MYCOMジャーナル」はOne and Onlyなのか

    冨田秀継  [2007/03/01]

    似たものワード

    似たものワードは、検索キーワードと同じ文脈で用いられ、並列の位置づけで出現することが多いキーワードを表示する機能。

    デモではニュースサイト「ITmedia」をブログ検索したところ、検索結果最下段に表示される「似たものワード」に「ケータイwatch」「インプレス」が提示された。同じくニュースサイトとして「ASCII」と検索してみると、「jisコード」が表示された。これは検索キーワードの「文脈をみていないため」だ。

    「固定したデータでもなく、人が編集したデータでもないので、検索結果が変わることもある。必ずしも正確なデータではない」とは七里氏の言。

    左の画像は「ITmedia」で検索してみたところ。報道関係者を交えてのデモでは「MYCOMジャーナル」を検索していただけなかったので、私は一人でしてみた。表示されなかった。「MYCOM PC WEB」で検索してもだめでした。「似たものがないんだ」とは弊誌・前デスクの言。

    よく出てくるキーワード

    「キーワードの注目度」「検索オプション」「条件の絞り込み」などから任意の日付を指定すると、期間内に頻出する単語を表示する機能。

    これだけではなにがなんだかわからないと思うので、具体的な手順を示すと、たとえば、「MYCOMジャーナル」。「MYCOMジャーナル」で検索すると、先に示したように「キーワードの注目度」グラフが表示される。そのグラフにひときわ大きな山があるのがわかるだろうか。山ができている「2007/01/23」をクリックすると、「よく出てくるキーワード」に「mycom ジャーナル」「マイ カップ」「日清食品 株式会社」などが表示される。このことから、1月22日に掲載した記事「カップヌードル"詰め替え用"は、世界に1つのマイカップで」が大きな人気を集めたことがわかる。

    詰め替え用カップヌードルの記事が人気だったようだ

    検索履歴

    画面右上に表示される「検索履歴」をクリックすることで、最大10件の履歴が表示される機能。そのほか、「クリックしたブログ」「クリックした記事」を最大5件まで履歴として保存・表示する。利用するにはJavaScriptとCookieをONにしなければならない。

    七里氏は「Yahoo! JAPAN IDとひも付けて(検索履歴を保存して)いるわけではないので、OFFにすると消去される」と、プライバシーに配慮したことを強調している。

    この機能、当然デフォルトではOFF。クリックすることで注意書きが表示され、ONに切り替えることができる。プライバシーが気になる人は「履歴検索」の隣に表示されている「?」をクリックしてみよう

    これまでの涙ぐましい検索履歴

    つかえるブログ検索になるために

    検索オプションで「リンクをはっている記事の検索(以下のURLへのリンクをはっている記事を検索)」を利用することで、掲載記事の評判をリサーチするなど、個人的にもよく利用する「Yahoo!ブログ検索」。6つの新機能でより便利に、より使いやすくなったと感じる。

    サイトを訪れてみるとわかるが、実はブログ検索の画面には、バナーが表示されない。これは「Web検索でやりたくてもできないような実験的試みをしている」場であるからで、まずは「ユーザーに使ってもらうこと」(同)に注力するという。「人が集まれば検索自体がトータルで便利になる」ことから、さらなる集客が期待できるというわけだ。そのため、現在は「収益はあまり追求していない」のだという。

    軽くて便利で多機能なブログ検索だが、弱点もある。それは地方特有の言葉に弱いことだ。また、七里氏は「Web上に出てくる表現にはある程度対応している」としており、現在爆発的に増えている携帯向けコンテンツ・CGMを検索対象とするためには、ギャル文字にも対応しなければいけない。こうした「方言」への取り組みが今後の課題となるだろう。

    「ブログ検索は技術ショーケース的な位置づけ」(七里氏)だそうだ。今後も様々な試みを期待したい。

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