【レポート】

RSSフィードもパイプで編集! マイフィードをYahoo! Pipesで作成する

1 魅力あふれるパイプ + マッシュアップの世界

    後藤大地  [2007/02/14]

    パイプって魅力的

    zshでもbashでもtcshでもcshでもshでもなんでもかまわないのだが、インタラクティブシェルを使うようになったデベロッパは一度はパイプの虜になる。コマンドの入出力は標準入力と標準出力という2つのディスクリプタで統一されており、パイプを使うことでこれを繋げることができる。パイプなしにはCUI生活は成り立たない。

    もう最近じゃPCはパワフルだしGUIアプリケーションも優れたものが多いので、こうしたパイプの虜になったことがないデベロッパも増えているようだ。しかしながら、先輩格のデベロッパが目の前で奇々怪々なコマンドをパイプでつなげて作業しているのを見て胸がときめいてしまうデベロッパだって多い。なぜかそこに無限の可能性を見てしまう。

    このパイプの構想はUNIXシステムが開発された初期のころにできあがったものなので、もうずいぶん長い間デベロッパの心をとらえてはなさないことになる。仕組みがシンプルであること、コマンドの組み合わせてかなり多くの作業が実現できること、そのあたりが長寿の秘訣だろう。

    マッシュアップってパイプれるんじゃないか?

    2月7日(米国時間)、Yahoo!からこのパイプを彷彿とさせるおもしろいサービスが公開されたので紹介しておきたい。その名も"Yahoo! Pipes" (以降、Pipes)だ。Pipesはフィードのリミックスやデータマッシュアップを実施するためのWebサービスとして動作するビジュアルプログラミング環境。要するにWebブラウザでアイコンをいじりながらマッシュアップや新しいフィードを作成しようというものだ。

    そしてこの「Pipes」という名称はUNIXのパイプに敬意を表して名付けられたものだとされている。プログラマはコマンドラインでパイプを使ってユーティリティを簡単に結びつけることで驚くような作業を実現できる。そこからパイプの名前を持ってきたとされている。時代は「Webブラウザでモジュールをつないでパイプ」というわけだ。

    今日においてフィードの重要性は増すばかり。より多くの情報をより広くよりリアルタイムに取得しながらも、自分にとって役立つ情報だけを閲覧して活用したい。もはやフィードなくしては成り立たないわけだが、配信されているフィードをもっと柔軟にカスタマイズしたいと考えているユーザは自分だけではないだろう。

    Pipesは、言ってしまえばそれを実現するためのWebサービスだ。各種Webサービスやデータフィードの情報を編集して組み上げるモジュールをさらに組み合わせて、柔軟なフィードのカスタマイズを実現するサービスである。Pipesでは作成した新しいデータはRSS 2.0のフィードデータとして配信できるので、普段使っているアグリゲータで受信できる。またユーザの入力を受け付けて動作するパイプを作成することもでき、Webアプリケーションとして活用もできる。

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