【レポート】

LinuxはPLAYSTATION 3の標準機能だ!

5 どのような用途に使えるのか

    rerofumi  [2007/02/13]

    PS3上で動作するLinuxは、通常のオフィス用途やLinuxプログラム開発を目的とした場合実に無難で癖も少ない。HD解像度のテレビを接続すれば使い勝手のいいパーソナルコンピュータとなるだろう。しかしそれゆえに、シングルスレッドにおけるPPEの速度や、メインメモリのサイズ、フレームバッファコンソールによる画面描画の速度といった点をPCと比べてしまい、いくらか不満を覚えてしまうものと思われる。そういった辺りは、昨今のPCに比べると若干見劣りのする数値になってしまうからだ。特に、画面表示においてはフレームバッファコンソールのみの提供であるため3D表示に弱く、描画も遅いこともあって改善を望む声も多い。主にフレームバッファコンソールが原因であるが、現在のPS3 Linuxはムービー再生やゲーム作成といった用途にはまったく向いていない。

    それ以外の用途であれば、数多いLinux用オープンソースソフトウェアを利用でき、リビングテレビに接続するちょっとしたパソコンとして楽しめる。意外とサーバーにも向いているのではないかとも思われる。

    使う楽しみで見ると少々面白みがないのは事実だが、「作る楽しみ」といった視点でみるとこれほど面白い舞台にはそうそう出会えない。自作指向のホビープログラマーにとってLinuxとオープンソースという世界はまさに作る楽しさに満ちあふれた世界である。そこに、CELLというとんがった要素を加えて「何かやってみろ」と挑戦状をたたき付けられたような状態となっている。

    PS3でLinuxが動いたというニュースで終わってしまわずに、この上で何が作れるのかをぜひとも考えてみてほしい。

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