【レポート】

野獣のスーパーロボットが復活! - 『獣装機攻ダンクーガ ノヴァ』披露試写会

    野口智弘  [2007/02/08]

    東京都内のソニー・ピクチャーズ本社にて6日、新作アニメ『獣装機攻ダンクーガ ノヴァ』の第1話試写が行われた。『獣装機攻ダンクーガ ノヴァ』は1985年に放送されたロボットアニメ『超獣機神ダンクーガ』の遺伝子を引き継ぐ新作ロボットアニメで、製作側は本作を前作のリメイクや続編という位置づけではなく「reborn:リボーン」と表明している。前作に関連した作品としては、OVA版やマンガ版が断続的に発表されているが、テレビシリーズ作品としてはじつに22年ぶりの復活。2月15日からケーブルテレビやスカパー!チャンネルのアニマックスにて放送開始で、毎週木曜22時30分から放送されるほか、リピート放送も行われる。全13話予定。

    メインビジュアル。2月15日放送開始ということで、今年のトレンドと言える名作ロボットアニメの復活作品としては『GR -GIANT ROBO-』に次ぐ早いタイミングでのスタート

    このほか興味深い点としては、製作側の作品資料にバンプレストが手がける人気ゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズに関する言及があったこと。初代『ダンクーガ』は『スーパーロボット大戦』シリーズの常連としてゲーム中で活躍しており、リアルタイムで作品に触れてこなかった若い世代のアニメファン、ゲームファンの間でも認知度が高い。こうした追い風も『ダンクーガ』復活の要因のひとつとなっているようだ。獣のモチーフを力強く取り入れたロボット作品『ダンクーガ』の新作を期待して待ちたいところだ。

    大張監督によるダンクーガノヴァの作画参考用プロポーション。大張監督独特の、エッジが効いたメカ作画はとくにアニメファンからの支持が高い

    メインキャラクター4人。主役メカはダンクーガらしさを強調しているが、キャラクターに関しては時代に合わせた大きなアレンジがなされている

    あらすじ

    22世紀、地球は、大規模な世界大戦こそ起こらなかったが、いたる所で、局地戦が、勃発していた。そんな時、局地戦での弱い側の味方をする巨大なロボットが現れた。その名は「ダンクーガ」……その存在を、人は神とさえ呼んだ。だが、「ダンクーガ」の本当の存在の意味を、操縦する四人の男女さえ知らなかった。「ダンクーガ」は地球を救えるか?……今、壮絶な戦いの序曲が、鳴り響く。(プレスリリースより)

    主要関係者によるあいさつ

    葦プロダクション・佐藤俊彦代表取締役社長

    「今回大張監督が唯我独尊で作品を作り変えるという感じで作っておりまして、すごい熱の入れ方になっています。矢尾一樹さんはじめ、キャストのみなさんも熱い思いでこの作品を作っておりますので、ご堪能していただけると思います」

    大張正己監督

    「20年以上前に関わったタイトルで自分が監督として立てるのはすごく幸せですし、この20年間の仕事が間違いなかったんだな、という感じがします。リメイクものはいろいろあると思いますが『ダンクーガ』は前の作品を懐かしむとかなぞるのではなくて、まったく新しい、いまから未来に向けて発信できる『ダンクーガ』を作ろうと思って、スタッフとキャストはがんばっております」

    前作の制作時には若干19歳でメカデザインと原画を担当していたという大張監督。近作に『超重神グラヴィオン』シリーズなどがある

    矢尾一樹さん(F.S役)

    「『ダンクーガ』は声優として2本目の仕事で、初めてのテレビシリーズでした。20年以上たって、さらに進化した作品に参加できるのは非常にうれしく思っています。20何年間伊達に役者をやっていないぞというところで、みなさんの期待を裏切らない作品にしていきたいと思っています。いまのところ1クールですが、それに収まらず続くよう、死ぬまで『やってやるぜ』でやってみたいと思います」

    初代『ダンクーガ』で演じた主人公・藤原忍役が代名詞とも言える矢尾一樹さん。そのほかに『機動戦士ガンダムZZ』のジュドー・アーシタ役など

    後藤邑子さん(エイーダ役)

    「アニメ業界に入って、魔法少女ものに出たいというのと、ロボットに乗って戦いたいというふたつの夢があったんですけど、こんな人気シリーズがまさかやってくるとは思っていませんでした。登場は4話からなので、まだ少ししかしゃべっていないんですが、楽しい現場でがんばっていけたらと思います」

    作中のアイドル、エイーダ役を演じる後藤邑子さん。『涼宮ハルヒの憂鬱』の朝比奈みくる役など、美少女キャラクターが登場する作品には欠かせない存在だ

    千里愛風さん(OP・EDテーマ担)

    「まずストーリーを自分のなかに入れて、そこからタイトルを考え『ダンクーガ』に沿った歌が作れたらいいなと思い、今回初めてセルフプロデュースさせていただいた曲になっています。映像と合わせて聴いていただけたらうれしいです」

    オープニングテーマ『鳥の歌』とエンディングテーマ『PLACE』を手がける歌手の千里愛風(せんり・まなか)さん。今回は作詞にも参加

    質疑応答

    --F.Sと前作の主人公藤原忍は、イニシャルも矢尾氏が演じることでも共通しているが?

    矢尾「F.Sと藤原忍の関係はまだ謎です。当時見てくださった方と、新しいファンになってくださる方々をうまくつなげられればと監督が苦労されているので、じょじょにわかるのではないかと思います」

    --前作の敵役シャピロを演じた若本規夫氏の再キャスティングについては?

    大張「謎に関わるので言えない部分があるんですが、とてもすばらしいお芝居をしていただいてます。今回は若本さんは口パクがないキャラクターということで、かなりかっこいい間で演技されています」

    矢尾「お好きな間でやってらっしゃいます(笑)。思い切り若本節で、誰が聞いても『若本さんだ!』とわかるようになっています」

    フォトセッションから。鋭意作業中ということで、残念ながら完成版での試写とはならなかったが、多くの報道陣が詰め掛け満席立見に

    (c)藤原忍/ダンクーガ ノヴァ製作委員会

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