【レポート】

レノボ・ジャパン イノベーション・フォーラム 2007、レノボの目指す企業像

1 レノボの目指す企業像とは

    笠原光  [2007/02/07]

    レノボ・ジャパンは6日、一般の顧客を対象に、"New World. New Thinking. 次世代グローバル企業の成長戦略"をテーマとする「イノベーション・フォーラム 2007」を開催した。レノボ・グループのウィリアム・アメリオ社長兼CEOの基調講演や、ThinkPadの父こと内藤在正副社長が語るThinkPadのこれまでとこれからなど、その内容を紹介したい。

    開幕の挨拶をするレノボ・ジャパン代表取締役社長の天野総太郎氏。フォーラムを通してもっと強くレノボという会社を理解してほしいとして、この後講演するアメリオ氏と内藤氏を紹介する

    レノボの目指すNew World Companyとは

    レノボ・グループのウィリアム・アメリオ社長兼CEOからは、レノボが目指すという「New World Company」について講演が行なわれた。同氏は、企業が成長をするうえで欠かせないこととしてグローバル化を指摘する。テクノロジの進化は、世界を誰でも公平に参加できる競争の場にしたと、トーマス・フリードマンの著書「フラット化する世界」を引用し、世界が繋がり、フラットになったことで、時間や場所を問題とせず、効率化と低コストが求められるようになったと語る。そして、そのペースは過去6年間で加速しているのだという。

    レノボ・グループ社長兼CEO ウィリアム・アメリオ氏

    世界のフラット化はスピードを増していて、例えば、今後5年間で世界全体のPC販売台数は61%の成長率を見込むが、その成長は新興市場で特に顕著に現れるという。新興市場は世界市場に統合され成長を続け、成熟市場とのギャップは埋まっていく。ワイヤレスの加入者数も大きく増加するだろうとする。そして、そのホットスポットとなるのは中国やインドをはじめとする新興市場が予想される。同氏によれば、その差が埋まれば埋まるほど、カスタマーは増大し、さらにチャンスは拡大していくのだという。

    新興市場の成長は著しいと予測

    新しい市場が次々と生まれ、今後のインターネットの普及は誰にも疑いようがなく、小さな企業も、大きな企業も、どの場所にある企業も、すべてが今までにない規模で、毎日のようにopportunityを得ることが可能となるとされる。アメリオ氏は、このダイナミックな市場で成功できる企業を「New World Company」と定義し、そのNew World Companyの最たるものがレノボ・グループであると自負する。

    「企業はグローバル、フラットな世界で成功したいならグローバルなカスタマーの要求に応え、グローバルな問題を解決しなければならない」(アメリオ氏)。これは大きな企業だろうが小さな企業だろうが、コンシューマだろうが新興市場だろうが変わらない。New World Companyとして、顧客に新しいインスピレーションを与え、新しい価値を提案し、国境にしばられず、複数文化の価値観を共有し、新興市場を理解し、常に革新的であることが重要なのだとされた。

    アメリオ氏は最後に、「イノベーショントライアングル」と呼ばれる同社の研究開発のアプローチを紹介した。これは日本の大和、米国のラーレイ、中国の北京にある3つのセンターが1つのR&Dとして機能することを示す。Lenovo 3000シリーズは、このグローバルなコラボレーションの成功例とされた。トライアングルの相互作用がうまく機能したことで、Time to Marketに迅速に対応できたのだという。

    3拠点の相互作用「イノベーショントライアングル」

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