【レポート】

マイクロソフトがMacユーザーに提起する「Office 2008」の魅力とは?

2 Office Open XML Formatsがもたらす変化

    笠井美史乃  [2007/02/06]

    Windows版 Office 2007では、ファイル形式がOffice Open XML Formats(OOXML)ベースになったという大きな変化があった。これは同社が公開した新しいOfficeのファイル形式で、ヨーロッパの標準化組織である「ECMA International」によって昨年12月に国際標準として認定されたもの。Office以外の環境でもファイルの読み書きが可能になる、zip圧縮されるためファイルサイズを低減できるなどの利点がある。Office2008も同様にOOXMLをベースにする予定で、これによりWindowsとの間でファイル互換の精度が一層高まることが期待できる。

    しかし、このOOXMLはこれまでのOfficeファイル形式とは互換性がない。Office 2008は古いファイル形式もサポートするが、現行バージョンのOffice 2004で新しい形式のファイルを開くためには、コンバータを導入する必要がある。コンバータは今春出荷される予定で、ユーザーはマイクロソフトのWebサイトからダウンロードし、インストールして使用することになる。これを導入すればOffice 2004ユーザーもOffice 2008ファイルを問題なく読み書きできるようになるという。また、このコンバータリリース後にそれ以前のバージョンに対応するコンバータの提供を検討する予定だとしている。

    ただ、既に市場に出ているWindows版 Office 2007で作成されたファイルを、Mac版 Office 2004で閲覧・編集するための環境が現時点で整っていないため、この場合はバージョンを下げて保存してもらうしかない。

    Office 2008はMicrosoft Messenger for Mac 6.0(2006年9月)に続いて、マイクロソフトからリリースされる2つめのユニバーサルバイナリバージョンの製品となる。Macがハード・ソフトともに大きく変化した約3年半を経て、OfficeはMacユーザーにどのような魅力を提案するのか、製品出荷予定の2007年後半および日本語版についても注視していきたい。

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