【レポート】

マイクロソフトがMacユーザーに提起する「Office 2008」の魅力とは?

1 グラフィック機能とDTPの可能性

    笠井美史乃  [2007/02/06]

    既報にあるとおり、1月に開催されたMacworld 2007において、マイクロソフトから「Office 2008 for Mac(以下、Office 2008)」を2007年後半に発売予定であることが発表された。特徴的な機能や現バージョンとの違いについて、これまでにわかった内容をまとめてみた。

    先頃発売されたWindows版 Office 2007では、約10年ぶりにグラフィックエンジンの大幅な刷新が行われたが、Office 2008においても共通のエンジンが搭載される。これにより今までよりレベルの高いグラフィック表現が可能になり、またWindows版との間で表現の互換性が確保されることになるという。

    報道用の画面を見る限りでは、これまでよく目に付いたOffice独特のアクの強い配色やグラデーション表現が、全体的にやわらかくおさえられ、中間色や透明感・光沢感も美しく表現されている。

    新しいグラフィックエンジン「Office Art 2.0」搭載で表現力が強化

    さらに、Windows版新UIの目玉である「リボン」に類似した機能として、Office 2008には「Elements Gallery」が搭載される。コマンドを一連のタブに整理して表示するリボンと同様の機能を持つが、Mac OSのグラフィック機能も活用し、よりMacらしいインタフェースを有している。これはWord・Excel・PowerPoint全てにおいて共通する。

    Elements Galleryの一部である「Document Parts」。表紙やノンブルなどドキュメント全体の構成をサポート

    ファイルを開いて作業をする際の「表示形式」(ページレイアウト・アウトライン・標準レイアウトなど)には、新しく「Publishing Layout View」が追加される。ここではテキスト・グラフィック・表などの要素を、InDesignやQuark EXpressなどのページレイアウトソフトのようにマウスで自由に配置していくことができる。さらに、WordのドキュメントとしてWindows版Word 2007で開いた際も、そのレイアウトが保持される。レイアウトの精度や使用感にもよるが、ノンデザイナーのためのDTP環境として、あるいはデザイナーがクライアントにWord形式で納品を求められる場合にも活用できる可能性はある。

    フォントの問題や文字組・ツメなどについて、日本語環境への対応を期待したい

    同じく「Ledger Sheets」は、あらかじめ計算式や選択項目をレイアウトしたExcelのテンプレート。必要に応じて編集も可能だ。表計算に縁の薄いクリエイティブ系ユーザーを取り込むことはできるだろうか。

    画面は開発中のもので、最終的には各種財務系のテンプレートが用意されるという

    「My Day」は、Entourageと連携してタスクやスケジュール管理をすることができる。スタンドアロンで動くため、Entourageを起動させる必要はない。小さな画面で動作するので、常駐させて使用することができそうだ。

    項目の重要度をユーザー設定で色分けできる点がMacらしい

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