【ハウツー】

期待のプラグイン「JSF Tools」- Eclipse + WTPでのWeb開発が身近になる!?

3 JSF Tools -「かんたんEclipse」にはまだ遠い!?

    竹添直樹  [2007/01/25]

    設定ファイルをグラフィカルに編集

    JSFではWEB-INF/faces-config.xmlという設定ファイルに、画面遷移や、画面とバインドするマネージドビーンの設定を行う。JSF Toolsでは、faces-config.xmlをグラフィカルに編集するためのエディタが用意されている。

    このエディタはfaces-config.xmlのセクションに応じて以下のタブに分かれている。

    faces-config.xmlエディタのタブ

    タブ説明
    Overviewfaces-config.xmlの内容がセクションごとに表示される。設定ファイルの全体像を俯瞰でき、各要素をダブルクリックすることで該当するタブにジャンプすることができる
    Navigation Rule画面遷移をダイアグラムでビジュアルに編集することができる
    ManagedBeanマネージドビーンの登録およびプロパティの初期化設定を行う
    Component拡張コンポーネントやバリデータなどの登録を行う
    OthersJSF自体に関連する設定を行う
    Sourcefaces-config.xmlの内容を直接エディタで編集することができる

    この中でもJSFアプリケーション開発時に頻繁に使用することになるのが「Navigation Rule」タブと「ManagedBean」タブだ。

    Navigation Ruleタブ(図7)では、画面遷移をダイアグラムで編集することができる。右側のパレットからJSPやリンクを追加することができ、ダイアグラムに追加したJSPやリンクの詳細情報はプロパティービューで変更が可能だ。

    ManagedBeanタブ(図8)ではマネージドビーンの追加を行うことができる。「Add」ボタンをクリックするとマネージドビーンを追加するためのウィザードが表示される。既存のクラスから選択することもできるし、新しくクラスを生成することもできる。

    図7 Navigation Ruleタブ

    図8 ManagedBeanタブ

    JSPの編集機能

    JSPエディタではWTPのJSPエディタが標準で提供しているカスタムタグの入力補完機能に加えてマネージドビーンの入力補完が可能だ(図9)。

    また、マネージドビーンが存在しない場合や、プロパティやメソッドが存在しない場合には図10のようにエラーとして表示されるため、入力補完機能とあわせて単純なタイプミスを防ぐことができる。

    図9 マネージドビーンの入力補完

    図10 JSPのバリデーション

    このほかにもバリデータIDや、f:loadBundleで読み込んだプロパティファイルのキーの入力補完などを行うこともできる。細かい機能だが、JSPの編集に役立つはずだ。

    まとめ

    これまでWebアプリケーション開発機能が標準でサポートされていなかったEclipseにとって、WTPは待望のプラグインといえる。しかし、すでにStrutsやJSFといったメジャーなフレームワークでの開発をサポートしている商用の統合開発環境と比較すると、まだまだ見劣りするのが実状だ。JSFについても、NetBeansではすでにWYSIWYGで画面を作成するVisual Web Packが提供されているなど、Webアプリケーション開発についてはEclipseはまだ一歩遅れている感が否めない。WTPやJSF Toolsの今後の発展に期待したいところだ。

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