【レポート】

CES 2007 - 思ったより使えるかも!? Vista新機能「SideShow」を搭載する製品がずらり

    笠原光  [2007/01/13]

    Windows Vistaの新機能で、メインディスプレイとは異なるサブディスプレイ上で、ガジェットと呼ばれるちょっとしたソフトウェアを利用できる「SideShow」がある。ノートブックPCの天板などにサブディスプレイを搭載し、OSから受け取ったスケジュールや電子メールのメッセージなどの情報をそこから確認できるとい機能だ。

    例えば携帯電話の天板に時刻表示や着信通知などを表示する小さなディスプレイがついているものがあるが、あれを想像していただくとちょうど良いかもしれない。Sideshowの場合、天板以外にもキーボードやMedia Center用リモコン、ほかPCと連動する小型携帯機器などに組み込まれることが想定される。

    さてこの機能、国内では今までは実際に動作する製品を目にする機会がそれほど多くなかったこともあってか、まだVista自体の認知ほどにはユーザーに知られていないような気がする。開催中の2007 International CESでは、このSideShowに対応する製品が数多く登場していたので、これをいくつか紹介しておきたい。

    ASUSTeKの12.1インチワイド(WXGA)ノートPC「ASUS W5Fe」。CES開幕直前に発表されたばかりの製品で、同社のW5シリーズがベース。2.8インチQVGAのサブディスプレイを天板に備え、ガジェットやメディアファイルを保存できる1GBのフラッシュメモリを搭載。SideShowでスケジュール確認や音楽再生、RSSフィードの表示、Solitaireを楽しむなど、ノートを閉じた状態でも利用できる。

    仕様はCPUにCore 2 Duo Tシリーズ、チップセットは945GM、802.11a/b/gの無線LANとBluetoothを搭載し、本体サイズは30.5(W)×22(D)×3.1(H)cm、重量は1.7kgで、北米では1月発売。残念ながら日本国内での発売は未定だが、ASUSはノートPCで日本市場参入を果たしているので、日本市場での展開も期待したいところ。

    ASUSTeKの「ASUS W5Fe」。やや膨らみのある天板デザインが特徴で、SideShowのサブディスプレイは右中央あたりに

    CMOSカメラも搭載している

    LG Electronicsからも同様のSideShow対応12.1インチワイド(WXGA)ノートPC「LG Z1」が登場していた。こちらはSideShow用として2.5インチQVGAのサブディスプレイ、1GBのフラッシュメモリを搭載する。CPUはCore 2 Duo Tシリーズ。発売は北米向けで2月の予定。

    こちらは「LG Z1」。

    ほかにもMedia Center用リモコンにサブディスプレイを追加した製品などSideShow対応の小物をいくつか見かけたのだが、特に面白かったのがMSI Computerのポータブルデバイス「PMD(MS-5603)」。本体はカードサイズで、2.5インチの液晶ディスプレイを搭載。BluetoothでVista PCと連携し、SideShowガジェットの利用が可能というもの。

    見た目どおり、MP3やWMAなどの音楽ファイルの再生、JPEG画像の表示といったよくあるメディアプレイヤーとしての利用もできる。内蔵フラッシュの容量別に256MB~2GBまでの各モデルが用意される見込みで、北米向け発売は2007年Q2を予定。価格は60ドル程度からになるだろうとのこと。Vista PCとは別に追加で導入できるうえ、便利な機能が多く使い勝手も良さそう。SideShowの普及の鍵を握るのは、こういった製品なのかもしれない。

    MSIの「PMD」。Portable Media DisplayだからPMDだそうだ

    Vista PCと連動してガジェットをロードできる。これは便利かも

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