【レポート】

WCAN/200612 - 「ユーザー中心」のサイトと新しいWebの流れ

3 [SESSION-2] 2006年のWebを振り返る / 長谷川恭久氏

    針生真奈美  [2007/01/11]

    「あなたが選ぶ Websites of the Year 募集」~2006年、あなたにとって印象深かったサイトは?~

    この長谷川氏からの宿題は、自分の好きなサイトだけではなく、自分の制作したサイトが良いと思うのであればそれを選んでもよい。

    悩み抜いた参加者から寄せられた回答は15個程度。長谷川氏がその中のいくつかを紹介、その題材でディスカッションをしながらセッションは進行していった。

    寄せられた意見で最初に発表されたのが「脱Dream weaver」だ。

    CMSやオープンソースなどの新しい技術が公開され、情報を発信するための選択肢が増えたこと、また、クライアントのニーズに合わせて情報発信の手段を選択することが可能になったことがディスカッションの題材となった。

    その他、寄せられた意見の中で目立っていたキーワードが「ワクワク、面白い、楽しい」だった。

    参考例として下記の3点である。

    • Ajax
    • APIサービス
    • a-blog

    紹介されたツールは、いずれもクライアントがユーザーを楽しませることを目的としている。そしてこれらの技術に共通しているのが「簡単、便利」である点だ。たとえクライアントにHTMLの知識が乏しくてもそれら技術が簡単かつ便利であるため、誰でも簡単に楽しむことができる。これは実に有意義であると言えよう。

    「2006年のWebを振り返る」というテーマで進められたセッションは主に4つのキーワードに分けられる。

    Widget: サイトにアクセス→情報(コンテンツ)に直結、便利=有意義
    パーソナルブロードキャスト: これからはTVやモニターの前だけではなくメディアを持ち歩く時代
    SNS: バラエティに富んだユーザーそれぞれに合わせた楽しみを提供するためにはさらなるセグメント化が重要である。
    オンラインゲーム: 何もしないこともゲームになる、WEBとの連携、プラットフォーム化、知らないうちに自分もWEBサイトを通して様々なものを共有する=我々は繋がっている(We are Social)

    楽しみを紹介し、共有し、提供することで人と人は繋がることができる。そのためにも各種技術があり、ユーザー間で情報を共有できない壁を壊す必要性がある。

    海外のWEBサイト事情にも造詣が深い長谷川氏は、昨今のWEB事情にも言及。これまでは検索サイトが筆頭にあったが、今後はMy spaceやWikipediaといった、いわば人と人とを情報を介して繋ぐWEBサイトがそれに替わっていく。そしてその変遷、進化を実現させるための技術が新しいWEBサイトの形を作っていくことになるだろう、と締めくくった。

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