【レポート】

旅は計画が一番楽しい…それならいくらでも

    笠井美史乃  [2007/01/09]

    年末年始の忙しい時期。とてもゆっくり旅行などしているヒマなんて無いという人が多いだろう。でもネットでなら朝でも夜中でも軽く旅行気分を味わえる(逃避とも言う)。幻想的な雪景色、ウインタースポーツや温泉、それとも暖かい南の島……探せばネット上でいくらでも情報が出てくるが、逆に情報が多すぎてわからなくなってしまう。必要な情報をいかに効率よく引き当てるかが重要というのは、何も仕事に限った話ではない。

    行くあてのない旅のできないあなたへ

    数多く運営されているクチコミサイトやSNSなどを活用すれば、不特定多数からの情報を動的に整理して閲覧することができ、いわばWeb2.0的に情報を集めることが可能だ。「旅行のクチコミサイト フォートラベル」には、実際に行ったことのある人によるクチコミ情報や旅行記が掲載されていて、臨場感溢れる脳内逃避行が楽しめる。もちろん、実際に旅をする際にそれが大いに役立つことは言うまでもない。これで旅行の準備の準備は万端。いつでも計画が立てられる。

    ただし、漠然と目的もない旅ができるほど現代人はヒマにできていない。かといって、すぐに目的地を決められるほど旅上手ではない。だが旅をしようと思ったら、まず目的がなくてはならない。さて、現代社会に疲れた体をひきずって、あなたはどこへ行きますか?

    みんなが行きたい、冬の旅

    フォートラベルが提供する「冬の旅ランキング 2006」によると、冬に旅したい都道府県の1位は北海道だ。さっぽろ雪まつりや知床の流氷など、冬場の見どころは多い。寒い時期にわざわざ寒いところへ行かなくても……と思う向きもあるかもしれないが、やはりそれだけ人を惹きつける魅力があるのだ。

    雪まつりには約200万人もの人出があるそうだ。網走から出航している流氷観測船も人気がある。行きたいイベント2位にランクインしている「知床オーロラファンタジー」は、流氷自然公園で麦ワラの煙をスクリーンにし、レーザー光線を投映して幻想的なオーロラの風景を再現するというもの。

    「さっぽろ雪まつり2006」 - rakuenblueさんの旅行記より

    北海道といえば、最近注目を浴びているのが旭山動物園。冬は夏場に比べて来場者が少なく、人気のアザラシ館などもゆっくり見られるようだ。また、この時期限定の「ペンギンの散歩」もぜひ見てみたい。冬ならではの景色やイベントを楽しむなら、北国にはあえて冬に行くのがツウの選択と言えそうだ。

    「冬の旭山動物園と層雲峡」 - とりあたまさんの旅行記より

    冬に旅したい都道府県2位は沖縄。東日本はすっかり冷え込んでいても、沖縄の気温は20℃以上だ。こわばった体を伸ばしてのんびりとするには、これ以上の場所はない。もともと沖縄や南方の離島は人気が高く、行きたい国内旅行先ランキング(季節問わず)では南の島系が上位を独占している。

    近年の沖縄ブームも手伝って、県の観光客数は増え続けているそうだ。ホテルの稼働率も上がっているようなので、ゆっくり静かに過ごしたいならオフシーズンに行くのが正解かもしれない。脳内キーワードで"冬"と"沖縄"の関連性が薄いため、「冬に沖縄」という発想がなかなかつながりにくいようだが、この時期を狙って割安な料金でのんびり過ごすのには最適だろう。

    「アッタテラス(沖縄)で誕生日」 - dana7さんの旅行記より

    ランキング3位は京都府。冬に行きたい観光スポットでも京都寺社巡りが5位にランクインしている。修学旅行では定番の場所だが(古い?)、冬に実施している学校は少ないだろう。冬の澄んだ空気の緊張感が歴史の深さによく似合い、また景色と季節がハイレベルな美を醸し出す季節でもあり、大人向けなのかもしれない。紅葉が終わった冬場がオフシーズンで、静かな古都を満喫するにはよさそうだ。

    人の知恵を自分の経験に

    フォートラベルは旅の手配をするだけでなく、会員が自分の旅行記を掲載したり、オススメの情報をクチコミとして投稿できるほか、地域やテーマごとにコミュニティを作ることができるSNS的な性格も併せ持ったサイトだ。経験者が回答をくれるQ&A掲示板(携帯電話対応)も頼りになる。

    もちろん多数のブログや個人サイトなどでも、大量の情報を見ることができるのは言うまでもない。ネットと想像力の中でならどこに旅をするのも自由な今の世の中。旅の情報はひとつのエンターテインメントコンテンツにもなっているのだ。

    ただし、"長旅"にはご注意を。そして時には、リアルな経験値を上げに、旅に出てみたいものだ。脳内で逃避しているだけでなく、実際に行ってみることでなら、逃避が次の道を切り開くきっかけになってくれるかもしれない。

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