【レポート】

CES 2007 - 「ノンPCの世界で増殖するWindowsエコシステム」Bill Gates氏基調講演

1 Windows Vistaは64ビット時代を拓くOSになる

    Junya Suzuki  [2007/01/08]

    1月8日(米国時間)よりスタートする「2007 Intenational CES」の前夜祭となるプレキーノートが、7日夜に開催された。プレゼンターは恒例となる米Microsoft会長Bill Gates氏で、同氏のCESでの講演は今回で11回目となる。2007年のスタートを飾るGates氏のキーノートのテーマは「Connected Experiences」。製品やサービスの単なる機能強化にとどまらず、互いをネットワークでつないで情報共有することで得られる「経験」を広げていこうというものだ。

    CESでの講演は11回目。米Microsoft会長Bill Gates氏

    Vistaのコンシューマ向けローンチまで1カ月を切る

    11月30日より企業ユーザー向けに提供が開始されたWindows Vistaだが、今月1月30日にはいよいよコンシューマユーザー向けの製品提供が開始される。コンシューマ向けローンチでは、店頭でのリテール販売のほか、メーカーPCへのプリインストールを介したOEM提供が行われることになり、一般ユーザーの手元に初めてVistaが届けられることになる。発売まで1カ月を切った新製品だが、基調講演ではこのVistaの便利な新機能やVista搭載マシンの数々について紹介が行われた。

    Windows Vistaの機能を活かして登場する新製品群

    Windows Vistaでは、タッチスクリーン機能やメディアセンター機能などが多くのエディションで標準搭載されることになる。それら機能を活かしたPCとして登場するのがHPの「TouchSmart PC」、東芝の「Portege R400」、ソニーの「VAIO VGX-TP1」、Medionの「UMPC」などだ。特にVAIO VGX-TP1は、従来のPCとは似つかない形状をしたMedia Centerマシンとなっており、リビングルームに配置してワイヤレスキーボードやリモコンを組み合わせ、大画面TV上で動画鑑賞やWebサーフィンを楽しめる。

    また従来のMedia Center Editionから、さらにストレージなどを組み合わせたリビングルームのメディアハブ機能を強化した新製品として、Microsoftは「Windows Home Server」の提供を予定している。HPは同OSを搭載したマシン「MediaSmart Server」の提供を、今年2007年末にも開始する計画だ。

    新たなWindowsファミリ「Windows Home Server」が2007年末に登場

    そのほか1月のコンシューマローンチに向けては、VistaのUltimate Edition向けの「Ultimate Extras」と呼ばれる追加コンポーネントの提供が予定されている。これは、Vistaの最上位エディションにあたるUltimateに便利な追加ユーティリティを用意することで、その付加価値を高めようというもの。例えば、複数の写真を最適な形で合成する機能や、壁紙にアニメーションや動画などを流し続ける機能が用意されている。

    Ultimate Extrasで提供される機能の1つで、ムービーを壁紙にして表示する

    Ultimate Extrasの機能の1つ。シャッターチャンスの瞬間に被写体が目を閉じてしまう事故はよくあるが、複数の写真のいい部分だけを合成して……

    ……1枚の最良の写真を作ることができる

    Bill Gates氏は「1995年のWindows 95がOSの32ビット時代を拓いたとするなら、Windows Vistaは64ビット時代を拓くOSとなる。Windows Vista、Microsoft Office、Windows Liveの3つの柱をもって、ユーザーにさらなる利便性を提供できるようになるだろう」と述べ、今月末以降のVistaの展開に期待をにじませた。

    Windows Liveの地図サービスを3D化する機能。Xboxのコントローラで3D化された街を徘徊することもできる

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