【レポート】

スーパーコンは米国と互角か?

3 日本にも勝ち目はある

    安藤壽茂  [2007/01/07]

    日本にも勝ち目はある

    以上、見てきたように、日本のスパコン技術が米国を凌駕する強みがあるとは思われない。また、2006年11月のTop500にランキングされたシステム数の点で米国309システム、日本30システム、次世代スパコンの開発予算の点で米国は日本の3倍という物量、資金の点でも、とても互角以上の戦いとは言い難い。しかし、過去にNWT(数値風洞)や地球シミュレータといったマシンでトップを取り、米国をアッと言わせた経験を持つ日本であり、開発予算が米国より少なくても、日本の英知と技術力を結集すれば次世代スパコンで再び米国を超えることは必ずしも不可能ではない。互角以上の米国を相手の戦いであるが、開発を率いる理化学研究所と、概念設計に参画している国産コンピュータメーカの頑張りに期待したい。

    また、次世代スパコンを開発して、これらのベンチマークで世界最高の性能値を実現することも意義はあるが、本当のスパコンの価値は、それを使って、どれだけ役に立つ研究や開発ができるかにかかっている。そのためには、バイオやナノ、気象等々の分野で各種のアプリケーションプログラムや利用技術の開発が必要であり、スパコンの戦いはハードウェアの完成で終わるものではない。また、ハードウェアに関しても継続して次次世代の開発を行わないと、すぐに置いていかれてしまう世界であり、終わりの無い競争が続く。

    新着記事

    特設サイトの情報

      求人情報

      人気記事

      一覧

      イチオシ記事

      新着記事

      特別企画

      転職ノウハウ

      あなたの仕事適性診断

      4つの診断で、自分の適性を見つめなおそう!

      Heroes File ~挑戦者たち~

      働くこと・挑戦し続けることへの思いを綴ったインタビュー

      はじめての転職診断

      あなたにピッタリのアドバイスを読むことができます。

      転職Q&A

      転職に必要な情報が収集できます

      スカウト転職する

      企業からアプローチのメッセージが届きます。

      マイナビニュースマガジン