【レビュー】

PSPがカーナビに!! 「MAPLUSポータブルナビ」を使ってみた

3 まとめ ~抜群のコストパフォーマンス~

    海上忍  [2007/01/05]

    PSP-290/MAPLUSポータブルナビは、方位ジャイロや車速センサーを利用した自律航法に対応しないため、トンネルや高架下では一時的に通信が途絶えるが、わずかな時間で通信が回復する車での移動中には特に問題は感じなかった。オプションの設定でマップマッチングを有効にしておけば、ありえない位置に車の現在地が表示されることもない。

    とはいえ、徒歩モードでの使用は少々厳しい。都市部では大きな建物の側や高架下、ビルの谷間といったGPSの捕捉が難しい状況が続くため、ナビ不能になってしまうのだ。車がすれ違えないほど細い道路は標示されないこと、コンビニやガソリンスタンドなど目印となる商業施設を除いた建造物は表示されないことを考慮すると、活用できる場面は限られてくるように思われる。

    ナビゲーションのモードには、クルマと徒歩の2種類が用意されている

    桜木町駅近くの高架下を徒歩で通過しているところ。高い建物の陰や高架下では、このように衛星を見失う

    地図へのアクセスの遅さも気になるところ。ナビゲーションシステムはデータ量が嵩むだけに、UMDという安価な大容量メディアは利点が大きいことは理解できるが、ルートの再検索が発生したときには数十秒ほど案内不能な状態となる。著作権の問題があるため可能かどうかは別として、利用頻度の高い地図データをメモリースティックにキャッシュしておくなど、表示速度を上げるための工夫が欲しいところだ。

    ルート再検索が発生すると、このような状態で数十秒ほど待たされる

    GPSユニット同梱で1万円を切る低価格。ポータブルナビとしては他に見劣りしない受信感度。最新のカーナビほど詳細ではないものの休日のドライブには十分使える地図データ。さらには、今後GPSユニット対応タイトルが増えることへの期待感。このPSP-290とMAPLUSポータブルナビという組み合わせは、渋滞しがちな都市部はともかく郊外方面へのドライブに使う"はじめてのカーナビ"としては、抜群のコストパフォーマンスも相まってベストチョイスになるのではないだろうか。

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