【レポート】

ハイクオリティサイトのワイヤーフレーム分析

1 他サイトのワイヤーフレームから学べること

    益子貴寛  [2007/01/01]

    ワイヤーフレームとは「ページの大まかな見取り図」のことであり、この部分にはこのコンテンツ、というページ構成を示したものである。Web制作の案件では、比較的上流の工程でワイヤーフレームづくりを行い、その後にビジュアルデザインやインタフェース制作、(X)HTML+CSSページへの落とし込みの作業に入る。

    コンテンツそれぞれをどこに配置するかという判断、いわゆる「情報アーキテクチャ」は、限られたスペースを有効活用するのに重要なだけでなく、ユーザービリティ(使いやすさ)やファインダビリティ(発見しやすさ)にも大きく関わってくる。ユーザー中心デザイン(User-Centered Design: UCD)という言葉を借りなくとも、Webサイトはユーザーに使ってもらってはじめて意味があるのであって、運営者とユーザー双方の満足が、車の両輪のようにサイトを動かし、発展させるのである。

    特にトップページのワイヤーフレームは、そのサイトの戦略や方針の縮図であり、運営者の目的と意図、ユーザーへの期待と配慮のすべてが詰め込まれているといってよい。他サイトのトップページのワイヤーフレームを詳細に分析することは、自社のサイトをより適切なかたちに改善するためのよい材料となるのだ。

    以下では、先日行われたアックゼロヨン・アワード2006の入賞サイトのうち、グランプリ/総理大臣賞を受賞した「みずほ証券」と、環境大臣賞を受賞した「ファミリーマート」の2サイトのワイヤーフレームを分析し、それらから学べるポイントを解説する。

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