【インタビュー】

演じきった時の達成感がたまらなく好き - 女優・貫地谷しほり

1 すべてが始まったのは新宿駅のホーム

    岩崎昌子  [2007/01/01]

    女優の道への扉を開いた1本の手

    デビュー以降、数多くの劇場映画に出演し「スウィングガールズ」で一気に知名度を上げた貫地谷しほり。その後も映画に加え「大奥~華の乱~」、「氷点」などのドラマで演技の幅を広げ、今年はNHK大河ドラマ「風林火山」で物語の軸となる重要な役柄に挑戦している。そんな彼女が女優への道へ踏み込んだきっかけはとても意外なものだった。

    「スカウトなんですけど……駅のホームだったんです。新宿の」

    楽しそうにインタビューに答える貫地谷しほり

    スカウトというのはよく聞く話。しかし、場所は原宿ラフォーレ前あたりが定番なのでは? この疑問は女性マネージャー氏が解決してくれた。

    「電車で移動中にうるさい女子学生の一団がいたんですよ。ものすごい勢いできゃあきゃあ喋ってて。もー、うるさいなあ……ってそちらを見たら『あら、かわいいコがいるじゃない』(笑)。新宿でそのコが降りたので追いかけていって"ポンポン"と肩を叩いてスカウトしちゃいました」

    今になって思えば恐ろしいまでの慧眼である。それがちょうど中3のとき。しかし、しほりは芸能界にはまったく興味がなかったという。

    「私には関係のない世界だと思ってたんです。え、なんで私が? ってただただ面食らってました。とりあえず家に帰ってお母さんに報告したら最初は『ウソでしょ、やめてよ(笑)』って全然信じてくれなくて。実はうちのお母さん、昔ある有名な歌手の方にスカウトされたことがあるんですよ。でもおばあちゃんに反対されて諦めたんです。そういう経緯もあったので、何度か話すうちにこう、夢を託す、みたいな感じで『やってみなさい』ってことになったんですけど……」

    そこには大きな障害が!

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