【レポート】
冷蔵庫は、設置スペースさえ確保できるのなら、大きければ大きい方がよい、という流れが続いています。冷蔵庫の買い換えサイクルはだいたい10年程度と言われていますが、10年前の冷蔵庫と現在の冷蔵庫とを比べると、断熱材やコンプレッサーの改良などにより、同じサイズでも大幅に容量が増加しています。現在定格内容積が300L台の冷蔵庫を置いているスペースには400L台の冷蔵庫が置けるし、400L台の冷蔵庫が置かれているスペースには500L台の冷蔵庫が置けるということになります。こういったコンパクト/大容量という流れは2006年も続いていたのですが、さすがにそろそろ限界が近いようで、これ以上容量を大幅に広げることは難しそうです。
2007年モデルでは大容量に加えて庫内の使い勝手の向上がポイントとなっています。冷蔵室の一番上の棚が、食品の出し入れがしにくいというのを解消する目的で、棚を上下に移動させる機能を搭載したモデルが増えています。棚のレイアウトを変更できるというモデルが多いのですが、三菱電機の2006年モデルに搭載された「動くん棚」は、棚の前にあるレバーをスライドさせると棚に物を載せたままでも高さを変更できるというものです。また、冷蔵庫自体の高さを標準より低くしたモデルも登場しています。
大容量冷蔵庫は各社のハイグレードモデルとなっているため、サイズだけでないメリットがあります。例えば、静粛性では、小~中型タイプよりも圧倒的に優れていますし、野菜室にLEDライトを照射することで、保存中の野菜の鮮度を保つ機能、自動製氷機能なども、ほぼ大容量クラスのみの装備となっています。高性能/高機能な冷蔵庫を選択しようとすると、必然的に大容量タイプになってしまうというのが現状です。そのような中、日立が突然発売した「R-S26VMV」は、定格内容積が255Lのコンパクトな3ドア冷蔵庫ですが、自動製氷や、ナノチタン除菌脱臭などの機能を備えています。このような大型冷蔵庫以外への機能の拡大が進んでいくと、ユーザーにとっての選択肢はさらに拡がることになるのですが。
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