【レポート】
2006年のコンパクトデジタルカメラでは手ブレ補正機能の搭載、高感度撮影などが当たり前となった感がある。これら基本性能部分に加えて、各社では特徴をより出すために例えば「顔を自動検出してキレイに写す」といったカメラに内蔵されるソフトウェア(ファームウェア)部分での差別化が進んだように思う。
このジャンルは性能的に各社拮抗しており、コレ!といった製品は見つけにくい。ではレンズが交換できないタイプの一眼レフはというと、コンパクトデジタルカメラというジャンルからは外れてしまう。
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オリンパスのμ725SW |
となると後はデザインや質感、あるいは外装のカラーリングといった点で選ぶしかなくなってしまうのだが、そんな中で筆者が注目したのは防水タイプのコンパクトデジタルカメラ。とりわけオリンパスのμ720SWが実際に使ってみて良かった。現在このμ720は、μ725SWという後継機種にかわっており、機能的には水深5mまでの撮影が可能になるなど、当然ながら後継機であるμ725SWはさらに良くなっている。
このタイプの、一見すると普通のコンパクトデジタルカメラだが実は防水という製品は、実際に使ってみるとわかるが、使い勝手が実に良い。見た目がコンパクトデジタルカメラならば操作性や取り扱いもコンパクトデジタルカメラと何等変わりはない。通常のデジタルカメラ+防水ハウジングではこうはいかない。それでいて防水であるため、あまり気をつかわず悪天候下や水辺でも使えてしまうので使えるシーンが実に多いのである。またμ720/725SWは外装にも凝っており金属を多用した外装は対衝撃性を高める機能を持ちながら質感が良いという、所有する喜びのある仕上がりとなっている。
同様の製品としてはペンタックスのOptio W20がある。こちらはちょっと気軽なタイプでオリンパスほどヘビーデューティーではないが、普段使いの防水タイプとしては良い線をいってる。こちらを次点として挙げておくことにしよう。
さて来年のこのジャンルは今年同様に、おそらく混戦が予想される。一般ユーザにとって購入しやすい価格帯であり、各社製品が多い分野でなおかつ製品のライフサイクルが短いという市場だけに各種の製品が登場して消えるだろう。その一方で携帯電話のデジタルカメラ機能が上がっていることから、一般のユーザに対して訴求力が下がる傾向にあるのも悩ましい点だ。
2007年に期待する製品としては、手ブレ補正機能付きで水深5m程度まで撮影可能な防水コンパクトデジタルカメラ。コンパクトデジタルカメラに手ブレ補正は必須となってきている現在、防水タイプにもぜひ搭載してほしいものだ。
さて、画素数についてはデジタル一眼レフ含めて必要以上にあがってしまったきらいがあり、かえって画質の低下を招いている気がする。レンズなど光学系との組み合わせバランスの良さが一番重要だと思う。一般的なデジタルカメラでは600万画素もあれば十分なのではなかろうか。
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