【レポート】

80コア時代、情報システムはどうあるのか? - インテル

3 2007年、業界はどう動くか?

    大野晋一  [2006/12/30]

    では、こうした時代において、企業の情報システム部門に求められるリーダーシップとは何か?--「メニーコア時代の懸念としては、ソフトウェアライセンスの問題、(1つのインフラとして抽象化された)リソースとコストをそれぞれの事業部に同割り振るのかという問題などさまざまある。しかし、従来から情報システムに求められてきたリーダーシップは変わらないだろう。一歩先を見て、計画を立て、各部署の調整を行い、提案する。こうしたミッションが変わることはないだろう」(同)。

    2007年、インテルとしては「システムをより柔軟に、という目標を進めるため、2006年からの取り組みである、仮想化への取り組みを続ける。次に、消費電力の問題にアプローチする。仮想化についても消費電力についても業界全体で共有できる指標として、ベンチマークの策定を考えている。仮想化についてはソフトウェアベンダがハードウェアの機能をより取り組めるように協業を進める」(同)。

    ソフトウェアベンダはどうだろうか? 日本オラクルの新宅正明社長は「マルチコアに関しては、ひしひしと感じるものはないが、じわじわと影響が表れている。大型案件には(コアやマシンの数によらないサービスごとの契約形態となっているので)影響がないが、SE/SE Oneで影響が大きいだろう。とはいえ、パートナーも含めて急に対策を打たなければいけないという意識はない」とコメントしている(2007年5月期の上半期の決算発表にて)。ビジネスに大きな影響はないが、ゼロではないという認識だ。ソフトウェアベンダも、長期的に新しいライセンスモデルの策定などを進める必要はあるだろう。

    メニーコア時代に向けて、業界全体が動いている。徳永氏のいう通り、情報システム部門は一歩先を見なければならない。2007年も引き続き、インテルとそのパートナーの動きに注目したい。

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