【レビュー】

ついにIntel Mac版登場! 噂のPhotoshop CS3を速度面から検証する

3 ベンチマーク結果 - ついにIntel MacがPowerPC Macを超えた!?

    海上忍  [2006/12/25]

    今度のPhotoshopの目玉は、やはりなんといってもIntel Macネイティブ対応。ユニバーサルバイナリ化されたことで、どれほどパフォーマンスが向上したか、Macintoshユーザには気になるところだ。

    「Photoshop Benchmark V2」を利用してPhotoshop CS3のパフォーマンスを測定した

    いわゆる"Wintel"マシンとの比較で必ず引きあいに出され、PowerPCの優位性を裏付ける材料として使われてきた存在なだけに、同じOSと同程度のスペックで動くPowerPC Macとの違いも含め、DriverHeaven.netで配布されている「Photoshop Benchmark V2」を利用して検証してみた。機材にはIntel Core Duo 1.83GHz/1.0GB RAM搭載の初代MacBookと、PowerPC G5 2.0GHz Dual/2.0GB RAM搭載のPowerMac G5を使用、OSはMac OS X 10.4.8で統一している。Photoshopに512MBのメモリ容量を割り当てたうえで、MacBookではIntelネイティブ動作のCS3とCS2、そしてPowerMac G5ではC3と、計3種のテストを行った。

    結果だが、今度のCS3はテクスチャライザ2を除く全項目において、Rosettaで動作していた前バージョンのCS2より速く処理を終えた。その内容により改善幅はまちまちだが、従来約130秒を要していた「押し出し」が約74秒、約11秒だった「ステンドグラス」が約7秒と、パフォーマンスは50~100%程度アップしている。約37秒かかった「照明効果」に至っては1/4近い約10秒にまで短縮されるなど、Intelネイティブ対応の効果は期待どおりだ。

    Intel/PowerPC各環境でネイティブに動作させたときのスコアは「五分と五分」。全12項目のうち、テクスチャライザ1やCMYKカラー変換など6項目をMacBookが、水彩画やぼかし(詳細)など6項目をPowerMacが処理速度において上回った。その意味では実力が伯仲しているといえるが、64bit CPU搭載デスクトップに匹敵するスコアを、最新型機ではないうえに32bitノート型機が達成したことの意味は大きい。Core 2 Duoを搭載した現行モデルであれば、確実にこのスコアを上回るだけに、ことPhotoshopに関してはIntel MacがPowerPC Macを凌駕した、と言っても言い過ぎではないだろう。

    Photoshop Benchmark V2の測定結果(単位:秒)

    MacBook 1.83GHzMacBook 1.83GHzPowerMac 2.0GHz Dual
    CS3/IntelCS2/RosettaCS3/PowerPC
    テクスチャライザ(1)1.73.72.8
    CMYKカラー変換3.412.03.5
    RGBカラー変換4.711.53.5
    ダスト&スクラッチ4.711.14.2
    水彩画35.945.725.9
    テクスチャライザ(2)4.54.13.0
    ステンドグラス6.910.97.6
    照明効果9.737.25.3
    モザイクタイル22.563.723.3
    押し出し74.4131.684.7
    ぼかし(詳細)94.2164.769.0
    粗描き34.545.440.2

    上の表をグラフ化したもの

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

        イチオシ記事

        新着記事

        特別企画

        マイナビニュースマガジン