【ハウツー】

PHP on Java! - ResinのQuercusを使ってみる

1 Quercusとは?

    竹添直樹  [2006/12/19]

    QuercusとはCaucho Techonologiesの開発するJ2EEアプリケーションサーバResinに搭載されているJavaベースのPHPプロセッサだ。Resinはこれまでもそのコンパクトさと性能、また最新の仕様をいちはやく実装する積極性や実用的な独自機能の数々で高い評価を得ている。Quercusの登場以降、Resinは "fast, open source Java-PHP application server" と銘打っており、PHPへの取り組みの本気度が伺える。

    Quercusは現時点では完全ではないもののPHP5の仕様を実装している。ResinのWebサイトによるとQuercusを使用することのメリットとして以下のような点が挙げられている。

    • Javaで実装されているためセキュリティ面でより安全。
    • 分散セッションやロード・バランシング、コネクション・プーリングなどResinが提供する様々な機能の恩恵を受けることができる。
    • mod_phpよりも高速であり、PHPのパフォーマンス・アクセラレータを適用した場合に匹敵した性能。
    • Javaクラスにコンパイルされて実行されるため、既存のJava向けのプロファイラ等を利用可能。
    • 既存のJavaライブラリを活用することができる。

    ResinはGNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2で提供されているオープンソース版と、クラスタリング機能など信頼性・性能向上のための機能が追加されたプロフェッショナル版が存在する。プロフェッショナル版の利用には商用ライセンスが必要となる。

    また、QuercusはJSR-223(先日リリースされたJavaSE 6では標準APIとなっている)で規定されているjavax.script APIに対応しているものの、Resin固有のAPIに依存しているため現時点では他のWebアプリケーション・サーバで動作させることはできないとされている。

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