【レビュー】

ペンタックス K10D実写インプレッション

1 手ブレ補正を始め、驚くほどの高機能を凝縮(1)

    西尾淳  [2006/12/15]

    ペンタックスから新しいデジタル一眼レフ「K10D」が発売された。デジタルならではの新しい機能を多く搭載し、K100Dや従来の*istDSシリーズよりも少し上に位置する意欲的なモデルだ。これをレポートしよう。K10Dはオープンプライスだが、12月初旬時点で、大手量販店のヨドバシカメラではボディのみが119,800円、DA18-55mmF3.5-5.6ALをセットにしたレンズキットが134,800円で発売されている。

    従来機よりも重いが、納得できる機能強化

    ペンタックスの一眼レフといえば、K100Dも*istDシリーズも、手のなかに収まってしまうようなコンパクトさが魅力だった。対してK10Dは堂々としたボディを持っている。重さは710g(本体のみ)。中堅機として人気の高いニコンD200の830gに比べれば軽いが、キヤノンEOS 30Dの700gとほぼ同じであり、D80の585gよりもずいぶん重い。K10Dが従来のクラスを脱していることもこれでわかる。

    ボディが重くなった理由のひとつは、防塵・防滴の高気密ボディを採用したこと。カメラは屋外で使用することも多く、雨やホコリなど、精密機械を使うには実は大変な環境なのである。K10Dはすべてのダイヤルやボタン、ボディの合わせ目などにシーリングを施し、プロ機並みの防塵・防滴性能を確保したという。ボディだけでなく、オプションのバッテリーグリップ(D-BG2)にも同種の対策を施している。ただ、防滴といっても防水とは違い、水中で使えるわけではないので注意してほしい。

    背面。モニターは主流の広視野角2.5型液晶モニター。専用のAFボタンなどがクラスの違いを感じさせる

    上面。標準的なサイズで目新しさはないが、シャッターボタン脇の「グリーンボタン」が操作のキーでもある

    左側面。レンズのすぐ脇にある「RAWボタン」がユニーク。1カットだけRAWで撮りたいといった場合に便利

    右側面。たっぷりしたグリップ。ホールドもいい。メディアにはSDメモリーカードを使用する

    高精度で耐食性にも優れたステンレスシャシーを採用。これを立体構造とすることで、衝撃にも強いボディとなった

    オプションのバッテリーグリップ(D-BG2)を装着したところ。ボディと同じタイプの縦位置ボタンやダイヤルを装備

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