【レポート】

H-IIAロケット11号機打上げ - 初の「204」型を現地からレポート

いよいよ11機目のH-IIAロケットの打上げが今週末に迫った。今回の注目は、何よりも初めて固体ロケットブースタ(SRB-A)が4本になった「204」型が使用されることで、これにより打上げ能力が静止トランスファー軌道(GTO)換算で5.8トンに向上される。H-IIAロケットのラインナップとしては、もちろん最も強力なものである。

H-IIAロケットのラインナップ。搭載する衛星にあわせて、固体補助ロケット(SSB)の本数が変わってきたが、固体ロケットブースタ(SRB-A)の本数まで変わるのはこれが初めて

そして能力以上に気になるのは、一体どんな打上げになるのか、という点だ。コチラの記事でも書いたが、SRB-Aが4本になったことで、白煙の量やロケットの上昇速度など、目に見える形での変化がありそうだ(それと音も大きくなりそう)。せっかくの"初物"ということで、今回、MYCOMジャーナルでは、現地からの情報を随時お伝えしていきたい。

現地でH-IIAの打上げを見るのは7号機以来、1年10カ月ぶりになるが、今回、筆者は飛行機で鹿児島空港まで行き、そこからは高速船「ロケット」(コスモライン)で種子島入りした。種子島までの飛行機の便はほとんど予約で一杯なのだが、本日(14日)の段階では、船はまだまだ余裕があった。ちょうど就航2周年ということで、今月12日からは、往復運賃が8,800円から8,100円に値下げされていてちょっとおトク。

鹿児島は雨。桜島もご覧の通りぼやけてよく見えない

高速船「ロケット」は鹿児島北埠頭から乗船する

種子島の本日の天候は雨。明日は回復が見込まれているが、打上げ当日の明後日16日は、再び下り坂に向かう模様だ。ただし、現時点の天候判断では「問題なし」とされており、今のところ16日の打上げ予定に変更はない。

夕刻に種子島に到着。寒くはないが、雨が強く降ることも

ちなみに筆者は過去3回ほどロケットの打上げを見ているが(種子島2回、内之浦1回)、その3機とも成功しているという"実績"はあるものの、その反面、全てで延期があったというジンクスもある。ロケットの打上げには延期が付きものであるが、今回は病気の子供(4カ月で、初めて風邪をひいた)をほったらかしての取材であるので、家庭円満のためにも、なるべくすみやかに上がって欲しいところである。

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