【レポート】

ジャストシステム、数年ぶりにオフィススイートを投入

1 文書作成の工程別にUIを用意、Google検索機能も搭載

大川淳  [2006/12/13]

ジャストシステムが、旗艦製品「一太郎」の最新版「一太郎2007」をはじめとする新製品群を発表した。これらはWindows Vistaに対応している。一太郎は、ユーザーインタフェースの改革とインターネットとの連携機能強化などが特徴だが、今回目を引くのは、ワープロ、表計算、プレゼンテーションソフトなどをセットにしたオフィススイート製品「JUST Suite 2007」を投入したことだ。同社はかつて、オフィススイートとして「一太郎Office」を販売していたが、いったん撤退しており、今回あらためてマイクロソフトの「2007 Office system」に挑戦することとなる。発売1年間で一太郎2007は70万本、「JUST Suite 2007」は30万本の出荷を目指す。

一太郎2007では、文書を作成する際の工程を、「書く(エディタ)」「考えを練る(アウトライン)」「編集する(基本編集)」「確認する(提出確認)」「読む・見る(ビューア)」の5つの「フェーズ」に分け、それぞれの局面に最適なユーザーインタフェースを用意した。「エディタ」では図や枠などが非表示になり、テキストエディタのような感覚で入力作業ができる。「ビューア」では閲覧に機能を集中し、入力、編集はできなくなり、誤った編集をしてしまうことを防いでいる。

エディタフェーズでは、桁番号、行番号が表示される

提出確認の画面。構成など最終的なチェックをする

ビューア表示の際には、入力、編集が遮断される

また、文書中で語句の意味を調べる必要がある場合、Google検索に直結する機能も備えた。文字列を範囲指定し、右クリックメニューを開くとGoogleによる検索ができ、作業を中断しなくてすむ。さらに、Word、PowerPointファイルとの相互互換性を高め、一太郎での両形式ファイルの読み込み、一太郎で作成した文書の両形式での保存の精度をさらに向上させている。

文書中の、調べたい語句を指定して右クリックすとると、Google検索に直結する

「ATOK 2007 for Windows」は、今回20代目となる。Windows Vistaの「JIS X0213:2004」対応により、表外漢字字体表の情報も表示できるようになるとともに、第三・第四水準漢字の手書き文字認識も可能だ。

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