【レビュー】
Endeavor ST100のACアダプタは90W。既にこうしたMoD(Mobile on Desktop)向けACアダプタも巨大化の一途をたどっているが、本機のACアダプタは(モバイルノートPC用と比べれば大きいが)そこまで巨大というわけでもない。
そして付属のキーボードは、今までの同社で扱っていた省スペースキーボードをさらに小さくしたサイズとなる。テンキー付きの106キーなのだが、これが小さくて(筆者には)使いやすかった。特殊キーが色分けされている点は、ホワイトで統一したいユーザーには残念だが、実用の面ではこうした色分けも支持があるだろう。
さて、実際に動作させてみると、1基に絞った大口径ファンの効果か、非常に静かである。そして基本的にはノートブックPC用のチップセット内蔵グラフィック機能やHDDを採用しているため、ノートブック並みの性能だ。Radeon Xpress 200Mチップセットのグラフィックス機能は、デスクトップPCに装着するグラフィックカードと比べれば非力だが、それでも内蔵グラフィックとしては、まずまずと言えるだろう。Windows Vista Capable PCとしても認定を受けているため、基本性能は十分備えているわけだ。とはいえ、拡張と言ってもCPU・メモリ・HDDのアップグレードしかできないため、基本的にノートブック同様の作業をするための省スペース&静音デスクトップ向けといったところだろう。
スモールPCとして見ると、魅力的なサイズでまとめられたEndeavor ST100。小さい故に基本的にこのPCでできることは限られている。CPUの性能に関しては、デュアルコアのCore 2 Duoまで選択できることで十分と言える。グラフィック機能で言えば、3Dの比重が小さいゲームならば十分だろう。ただし、拡張性に関してはゼロに近い。インタフェースで見れば、ビデオ編集などでよく用いられるIEEE1394が無く、アナログRGB出力のみ、PCI/Mini PCI/PCカード等が無い……と、割り切った仕様なのでその点は将来的な使用方法も検討した上で判断したい。
ただし、今回触ってみた感想としては、小型ながらメンテナンスが容易な筐体、そしてファンの搭載方法など、秀逸な設計が印象に残った。もともと同社のきょう体はメンテナンス性が好評であり、そのきょう体設計がこのマシンに受け継がれているということだろう。そして動作音は、小さなファンを高速回転させるこのサイズの製品で比較してみれば飛び抜けて静かだ。場合によっては他のデスクトップPCと比較しても静かさで圧倒していると思う(同社の測定では22dB)。加えて、エプソンダイレクトの持つサポート体勢や保証などが適用される点も魅力と言えるだろう。
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