ウィジェットの統一・普及につながるか -「W3C Widgets 1.0」が進行中

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ウィジェットの統一・普及につながるか -「W3C Widgets 1.0」が進行中

後藤大地  [2006/11/15]

W3Cにおいてウィジェットの規格である「Widgets 1.0」の策定が進んでいる。執筆現在、公開されているバージョンは「Widgets 1.0 W3C Working Draft 9 November 2006」。最新版は随時、「Widgets 1.0 TR」のサイトで閲覧することができる。同規格の策定にたずさわっているのはOpera Software ASAのAnne Kesteren氏およびQueensland University of TechnologyのMarcos Caceres氏。Anne Kesteren氏が参加していることもあり、同規約はOperaのウィジェット実装と似ている。

「Widgets 1.0 W3C Working Draft 9 November 2006」

同規約で策定が検討されているのはウィジェットのパッケージングフォーマット、マニフェストファイルconfig.xmlの仕様、ウィジェットとともに動作するスクリプリトのインタフェースなど。

同規約における「ウィジェット」とは、リモートデータの更新や表示などを実施するためのクライアントサイドで動作する小規模アプリケーションのこと。単一のまとまりとしてパッケージングされ、クライアントアプリケーションに簡単にインストールできるようなものを指している。既存のアプリケーションとしてはMac OS Xにおける「Dashboard」、「Google Personal」や「Google Desktop」で活用できる「Google Gadgets」などがある。同様のコンセプトの実装は、MSNやYahoo!においても同様に提供されている。

Google Personal利用例 -「Google Gadgets」と呼ばれるウィジェットを追加して自分専用の検索ホームページを構築できる

端的に言えば、ウィジェットはWebブラウザで活用できる「小さな情報閲覧パーツ」のようなもの。天気情報、時刻情報、株価情報、ニュースなどの窓を追加して使えるように実装されている。名称はウィジェットのほか「ガジェット」「モジュール」と呼ばれることもある。

同規約はOperaウィジェットの仕様が色濃く出ているが、「OS X Dashboard」を参考にした部分や、「Atom Autodiscovery」における成果物をベースとした自動ディスカバリ機能なども検討されている。現在、これらのウィジェットサービスはベンダごとに独自規約になっており、互換性がない。ここで同規約が標準規格として普及した場合、ウィジェットを各種アプリケーションで共有できるようになる可能性も出てくる。同規約の普及のカギは、Google、MSN、Yahoo!、Appleなど、現在ウィジェットを活用しているベンダに採用されるかどうかにかかっている。

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