【ハウツー】

EclipseでLisp - Cusp登場

1 Cuspとは

    後藤大地  [2006/11/09]

    開発のプラットフォームをEclipse IDEという統合開発環境に移行させたデベロッパは少なくないだろう。Eclipse IDEの魅力はなんといってもプラグインでさまざまなプログラム言語の開発に対応できる点にある。ここではEclipse IDEでLispの開発を実現するCuspを紹介する。

    CuspはEclipseプラットフォームで動作するLisp開発環境。環境からSBCLを動作させ、そこからさらにSlimeを動作させている。背後でSBCLやSlimeを実行しているため、提供している機能はプロジェクト管理、コードエディット、シンタックスハイライト、自動インデント、括弧対応、自動補完といった機能といった基本的なものから当然REPLまで対応している。

    執筆現在における最新版は5日(米国時間)に公開された0.7.0。同バージョンにおける主な変更点は次のとおり。

    • 最新のSBCLへアップデート
    • アウトラインビューにおけるUIのさまざまな改善
    • Lispプロジェクト作成の際に自動的にasdおよびdefpackageファイルが付随するように変更
    • REPLにおけるフォントサイズを変更する機能を追加
    • Lispインスタンスをリスタートさせるボタンが動作するように改善
    • Alt-Eによって現在対象としている式の評価結果が表示されるように変更
    • そのほかバグの修正

    Cuspは機能のベースとしてはSBCLを採用し、そこでSLIMEを動作させることでさまざまな機能を提供している。SBCL(Steel Bank Common Lisp)はANSI Common Lispに対応したコンパイラおよびランタイムシステム。実装はシステムネイティブであるため、システムごとにコンパイルする必要がある。SLIME(The Superior Lisp Interaction Mode for Emacs)はCommon Lisp環境に対するEmacsモード。もともとSLIMに対する拡張として開発されてきたもの。SLIMEはSBCLでも動作する。

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