【レビュー】

Quad Core Preview - Core 2 Extreme QX6700を試す

9 消費電力比較 / まとめ

    大原雄介  [2006/11/02]

    消費電力

    最後に消費電力を比較した結果を示す。測定はシステム全体の実効消費電力を「ワットチェッカー」を使って測定した。測定項目は

    • EIST無効で、何も作業をしていない状態(Stable no EIST)
    • EIST有効で、何も作業をしていない状態(Stable EIST)
    • Sandra 2007のArithmetic BenchmarkでDhrystoneを実施中(Sandra Int)
    • Sandra 2007のArithmetic BenchmarkでWhetstoneを実施中(Sandra Float)
    • 3DMark06のGame Test1、220フレーム付近(3D06 Game1)
    • H.264 Encoderのエンコード実施中(H.264 Encoder)

    の6項目である。

    コアの数が倍だから、待機時に多少消費電力が増えるのは仕方がないところだが、大雑把に言って、CPUのフル稼働時(SandraとかH.264 Encoder)には50Wほど消費電力が増える傾向にあるようだ。X6800が75W前後だとすると、QX6700は125Wというあたりか。だとすれば、以前のPentium Dとあまり変わらない消費電力(=発熱)になったわけである。

    まとめ

    今回はPreviewなので、性能をダイジェストでお届けしたが、一言でまとめると「対応アプリケーションが無い」というあたりか。確かに性能はすばらしいし、消費電力&発熱は増えたとはいえ、Pentium Dとほぼ同程度だからそれほど驚くものではない。が、なにしろ殆どのアプリケーションではその性能を実感することはできないだろう。

    現時点では価格や発売日は未定だが、IDFで11月中に発表とアナウンスはあったし、価格はExtremeのポジショニングだから、通例どおり$999とかそのあたりの値段で近日中に登場すると思われる。さて、これが買いか? といわれると、筆者だったら「買わない」を選択するだろう。同じ金額を払うなら、X6800の方が現状ではメリットが大きい。勿論X6800が$999で、QX6700が$799とか言われたら、これは真剣に悩んでしまうとは思うが。とにかくIntelとしては、対応アプリケーションを増やすのが急務と言えそうだ。

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