【レビュー】
IDF Fall 2006の「Quad Core Update」、あるいは石川ひさよし氏の「Core 2 Extreme QX6700/Xeon DP 5300から始動するQuad Coreの性能とは」などでレポートしてきたKentsfieldことIntelのCore 2 Quadであるが、今回、実際に評価する機会を得ることができた。詳細な評価は後日、"特集記事"としてお届けする予定だが、まずはPreviewと言う形で性能をレポートしたい。
さて、Core 2 Extreme QX6700(以下QX6700)である。パッケージそのものは従来と何ら違いがない(Photo01)が、裏面のコンデンサの配置は、やはりダイが複数になった関係かちょっと異なっているのが判る(Photo02)。当然ながら、OSからは4CPUとして認識されることになる(Photo03)。ちなみにIDFにおいてIntelは、Windows XP ProfessionalのみならずHome Editionの動作も示し(Photo04)、Windows XP Home Editionでも4コアが正しく認識される事をアピールしていた。
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Photo01:ステッピングはQUFEとなっているが、何しろES品なのでここからでは判断ができない。 |
Photo02:中央の大型のコンデンサを境に、左右で別々のコア向けに配置されている印象。同じ2ダイでも、例えばPentium Extreme 965のものとはちょっと配置が異なっている。 |
QX6700の定格動作は、1067MHz FSB(ベースクロックは266MHz)で、フルスピードだと倍率10倍の2.67GHz(Photo05)だが、EIST利用時は倍率6倍の1.6GHzまで動作周波数が下がる(Photo06)。TDPは130Wとされており、Pentium Extremeの時代に戻ってしまった感がある。ちなみにCore 2 Extreme X6800(X6800)は2.93GHz動作時でTDPは75Wとされるが、コア電圧は1.213V程度である。
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Photo05:フルスピード時のコア電圧は1.238V |
Photo06:EIST有効時は、コア電圧も1.05Vまで下がる。ちなみにX6800はStepping:5 Revision:B1だったのが、QX6700ではStepping:7 Revision:B3に上がっており、それがどの程度かは不明だが、多少コアに修正が入っている事は間違いない。 |
一般に消費電力は電圧の2乗、動作周波数やコア数の1乗に比例する。従って、その他のパラメータ(コアの電気的特性など)が同じと仮定すると
ということになり、4.31C:8.15C≒1:1.89ということで、フル稼働時の消費電力は2倍とは言わないものの1.9倍近くなる計算である。ところがTDP比では75W:130W≒1:1.73333というわけで、これを「ピーク消費電力はむしろ抑えた」と考えるべきか、「予想よりもX6800の消費電力が低い」と考えるべきか、微妙ではある。いずれにせよ、消費電力にはそれなりの覚悟が必要なのは間違いなさそうだ。
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