【レポート】

Fall Microprocessor Forum 2006 - 組み込みプロセサ

1 XilinxのMicroBlaze

    安藤壽茂  [2006/10/21]

    組み込みプロセサの発表は数が多いので、技術的に興味を引かれたものだけを取り上げる。省電力の要求の強い組み込み用では、マルチコア並列化による省電力が汎用プロセサよりも急激に進展しており、10コア程度は珍しくなく、Ambricのように数百個を集積するチップも出てきている。

    XilinxのMicroBlaze

    XilinxのFPGAを使ってシステムを設計しようと考えた方はご存知と思うが、Xilinx社はFPGAで合成できるMicroBlazeという32ビットRISCコアの提供している。最新のMicroBlaze 5.0はVertex-5を使用すると最小800LUTで構成できる。乗算器とバレルシフタを入れても960LUTであり、210MHzクロックで動き、240M Dhrystone Mipsという。カスタム設計のプロセアとは比較にならないが、この性能で十分な用途も数多くあると思われので、FPGAでシステムを組もうと思われている方はMicroBlazeを覚えておいて損はない。また、Xilinx社はバイナリで上方互換な形でMicroBlazeを拡張していく方針であり、次世代以降のFPGAでもMicroBlazeのバイナリがそのまま動作することが期待できる。

    また、現状で一番規模の大きいVertex-5 FPGAは200K LUTを集積しているので、単純計算では1チップで200個程度のMcroBlazeプロセサが作れることになる。

    MicroBlazeの仕様(出典:Fall Microprocessor Forumにおける発表資料)

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