【レポート】

ETRE 06 - Steve Jobs氏はソニーのCEOになりたかった? 出井氏その戦略語る

1 家電メーカーから情報ベースの技術メーカーへ

    末岡洋子  [2006/10/12]

    ソニーの出井氏

    スペイン・バルセロナで10月8日から4日間開催された年次技術カンファレンス「ETRE 06」で10月9日、ソニーの最高顧問、出井伸之氏が基調講演を行い、ソニーでの10年間や日本の家電業界について語った。

    出井氏は1995年から2005年の10年間、ソニーのCEOを務めた。この日、出井氏は10年間、ソニーのCEOとして行ったことからスピーチを始めた。

    1990年までソニーはTVを製造する典型的な消費者家電メーカーだった。だが、消費者家電業界のピークは終わりに達しつつあり、その後、PCの時代に移行する。「私は幸運だった」と出井氏。1992年にコンピュータ事業のトップに任命され、家電とはまったく異なるコンピュータ業界のルールを学ぶ。「ビジネスは成功とはいえなかったが、多くのことを学んだ」。

    そしてCEOに就任した1995年、出井氏の"リベンジ"がはじまる。ゲーム事業に加えて、VAIOブランドを立ち上げ、モバイル事業を立ち上げた。「家電メーカーから、情報を事業とする企業への転換のはじまり」と出井氏は振り返る。社内では、"再建""デジタルドリームキッズ""AVからAV/IT""コンバージェンス""ソフトアライアンス"などのキーワードを示したという。

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