【レポート】

CEATEC JAPAN 2006 - 大混雑の村田製作所ブース、今年のムラタセイサク君はココがすごい!

    大塚実  [2006/10/06]

    いつ行ってもすごい人混みなのが、村田製作所のブースだ。もちろんこれは、同社が技術デモンストレーション用に開発した自転車型ロボット「ムラタセイサク君」(以下、長いので"セイサク君")によるものだ。ブースの中央にステージが設置されており、観客は周囲360度からデモを見ることができる。

    直前に行くとこのような状況に。まるで前が見えない。ただ上のモニター画面にも、様子は映し出される

    デモは1日7回。今年は「ムラタドリームラボ」という設定になっており、研究員のコスプレ(?)も

    セイサク君は、身長50cm、体重5kgの自転車型ロボット。人間だったらフラついてしまうような低速での走行が可能で、そのほか不倒停止やバックまでできる。ボディのフライホイールを左右に回転させることでバランスをとっているが、肉眼で傾きが認識できるようになる前に補正されてしまうので、全くフラついていないように見える。傾き検出には同社のMEMSジャイロセンサーが使われている。

    2006年版のムラタセイサク君。見た目は昨年とほとんど同じだが、今年は外装の金型を起こし、転倒しても壊れない丈夫なものにしたとか

    新しいセイサク君では、フライホイールのモーターをパワーアップ、安定性が向上したことで、S字平均台の走行が可能となった。またBluetoothモジュールを新たに搭載、携帯電話からの制御もできるようになった。セイサク君には前述のジャイロのほか、障害物検知用の超音波センサー、振動検知用のショックセンサー、リチウムイオンバッテリ、圧電スピーカーなど、同社の製品が多数採用されている。

    デモでは、傾斜25度の坂道を走るところや、バックでの車庫入れ、S字平均台の走行などが披露された。実際に見てみたが、S字平均台は本当に難しい。道幅が狭いのはもちろん、曲がるところでは内輪差もあるので、バランスをとるだけではなくて、ライン取りの精度も高いレベルで求められそうだ。

    傾斜25度の坂というのは結構、急だ

    曲がっている最中は、道はこんなにギリギリ

    動画
    坂道をゆっくり登るセイサク君。リチウムイオンバッテリの採用によりパワーもアップ
    S字平均台の走行。ボディに埋め込まれたホイールが左右に回転しているのも分かる

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