【レビュー】

Mac OS X 10.4.8はただのアップデートじゃない! - Rosettaも高速化

2 ここが変わった、Mac OS X 10.4.8

    海上忍  [2006/10/01]

    Mac OS X 10.4.8の変更点は多岐にわたり、規模としては2005年4月のメジャーリリース以来最大といっていい。クライアント版に関していえば、パッケージサイズはPowerPC用が約31MB、Intel用が約206MBと、Intel Macのほうに厚く変更が施されている。なお、バージョンアップ後のビルド番号はPowerPCが8L127(Darwin 8.8.0/xnu-792.12.6)、Intelが8L2127(Darwin 8.8.1/xnu-792.13.8)と、多少の違いがあるほか、Intel用のみアップデート完了までには2回の再起動が必要だ。

    PowerPC/Intel両プラットフォームに共通の変更点としては、ハードウェアサポートの改良が挙げられる。Sony DSLR-A100とNikon D2Xs、Fuji FinePix S2 Pro/S3 Pro(+Highlights)、Konica Minolta 7がRAWイメージのデコードに対応、ApertureやiPhotoで該当機種のRAWイメージを直接読み込めるようになった。

    その他の主要な変更点については、以下に挙げるとおり。Intel Macにのみ装備されているPowerPCバイナリトランスレータ「Rosetta」については、顕著なパフォーマンスの向上を確認できたため、次項ではベンチマークのスコアを踏まえつつ詳細について述べてみよう。

    • 印刷:
      プロトコルとしてCDSASSL(Common Data Security Architecture Secure Sockets Layer)をサポート。中国語/韓国語のファイル名を持つ書類を印刷するときの不具合に対応。
    • ファインダおよびAppleアプリケーション:
      iTunesが特定のiPodモデルと同期するときの信頼性が向上。Previewが突然終了してしまう潜在的な問題を修正。
    • ネットワーク:
      AirMacがEAP-FASTプロトコルに対応。Apple USBモデムの信頼性向上。AFPクライアントの転送速度向上。Windows共有機能の生成するプロセスが1つになり、Mac OS Xがマスタブラウザのときに応答しなくなる問題が解決。
    • ハードウェア:
      数種類のデジタルカメラのRAWフォーマットに対応。USBハブの互換性向上やUSB接続のスキャナの転送速度アップなど、USB機器のサポートの改善。
    • その他/サードパーティー製品:
      PowerPCバイナリトランスレータ「Rosetta」のパフォーマンス向上。Microsoft WordでのOpenTypeフォントのサポート。最新のセキュリティアップデート。

    インストールには約600MBの空き領域が必要となるので注意

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