【レポート】

待ち受け画面からデスクトップへ - iモードを見つめたソフトバンクの答え

1 PCからケータイへ、待ち受け画面からデスクトップへ

    大川淳  [2006/09/29]

    iモードを見つめたソフトバンクの答え――

    「ボーダフォンはこれまで、iモード、EZwebに比べてコンテンツが少ないと批判を浴びてきた。そこで出した答えが『Y!』ボタンだ。これを押すと、携帯電話がヤフーになる――」

    同社を率いるソフトバンクの孫正義社長は、10月にボーダフォンから生まれ変わるソフトバンクモバイルの新端末/サービスの会見冒頭、同社の新たなケータイの姿がどのようなものになるのか、このように語った。

    孫社長は、かねてから携帯電話とインターネットの親和性をできるだけ高くして、インターネットの利用環境をパソコンのそれに近くすることが、先行2社に対する競争力強化だとしてきた。そして開かれた今回の会見。今の時点での具体策が、ほぼ明らかになった。

    「待ち受け画面」がいよいよ「デスクトップ」に

    新たなサービスで注目されるのは、「ライブモニター」、「待ち受けウィンドウ」、「3Gお天気アイコン」だろう。「ライブモニター」は、ニュース、天気予報、音楽、ゲーム、テレビ番組などの情報のなかから、ユーザーが最大5コンテンツまでを選択・登録すると、情報の「見出し」が待ち受け画面に表示される。表示部分をクリックすると情報の詳細内容を読むことができる情報配信サービスで、情報料は無料だ。

    また、これらの情報表示とともに、よく利用する機能を「ショートカット」として、待ち受け画面に表示できる、カスタマイズ性が高い機能が「待ち受けウィンドウ」だ。「3Gお天気アイコン」は、端末のユーザーがいる場所の天気予報、降水確率のほか、桜、紅葉、花粉情報といった季節の関連情報がアイコンとして待ち受け画面に表示されるもので、1日3回、朝、昼、夜の時間帯に自動配信される。

    ソフトバンクの説明では「待ち受け画面」という言葉が使われているが、ここまでの機能が備えられると「デスクトップ」と呼んだ方がふさわしいのではないかという気もしてくる。ケータイの「待ち受け画面」は、パソコンのデスクトップに非常に近いものになろうとしている。

    ライブモニターと待ち受けウィンドウは、ケータイの「デスクトップ」か?

    画面の右上にあるのが「3Gお天気アイコン」

    孫社長は「パソコン上のサービスをそのまま携帯電話で使える。自分でも利用しているが、株価のチェックもリアルタイムでできる。ワンタッチでチャートもみられる。ケータイでここまでできれば、パソコンを見るために机にもどる必要もなくなるくらいだ」と、その利便性を強調する。

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