【レポート】

photokina 2006 - デジカメ+無線LANの新しい使い方など、富士写の研究開発

1 デジタルカメラと無線LANの新しい関係

 
  • <<
  • <

1/2

独ケルンで開催中のphotokina 2006で富士写真フイルムは、いくつかの参考出品を行っている。こうしたイベントで同社は研究開発中の技術を紹介することが多く、今回もその例に漏れず、さまざまな新技術を展示していた。

新製品に加えて技術展示も満載の富士写真フイルムのブース

デジタルカメラと無線LANを組み合わせた新しい使い方を提案していたのが「Synchronized Shooting」。これは、無線LANを搭載した複数のデジタルカメラを同期させ、マスターとなる1台でシャッターボタンを押すと、アドホックで接続したカメラが同時にレリーズする、というもの。

Synchronized Shootingの例。これは4方向から同時に撮影する、というデモ

マスターを半押しするとそれ以外のカメラも半押しを行い、マスターのレリーズにあわせて他のカメラもシャッターが切れる。タイムラグは0.001秒だということで、ほとんど同時に撮影できる。

無線LANを使うことでコントロールできるカメラの距離は20m、100台までのカメラが接続できるという。

これによって、同じ被写体を複数のアングルで同時に撮影したり、2台のカメラを少しずらして撮って3D写真にしたり、カメラを並べてパノラマ写真を撮ったり、といった使い方ができるとしている。

もう1つの提案が「Remote Release」。カメラのリモコン代わりにカメラを使うというシステムだ。無線LAN対応のカメラ同士をアドホックでつなぎ、手元のカメラでレリーズすると、別の場所に置いたカメラのシャッターが切れ、データが手元のカメラに転送される、というもの。

Remote Release。こちらはリモコンとなるカメラ。画面にはこの写真を撮る筆者の後ろ姿が写っている。この背後のカメラはどこにあるかというと……

柱の上の方に固定されていた

リモコンを使う場合との違いは、手元のカメラのモニターに別のカメラの映像が映し出されるので、構図を確認しながらリモートで撮影ができる点。たとえば自分撮りや鳥観図、セキュリティカメラといった用途が提案されており、これまでセルフタイマーを使っていたような記念写真でも使えるだろうし、カメラを固定して自由に使えるようにすれば、意外な構図で観光地の写真が撮れるようなサービスも考えられそうだ。

これまで登場してきた無線LAN内蔵デジタルカメラの人気が今ひとつなのは、アプリケーションが足りなかったから、と同社。新しい無線LANの使い方を提案しつつ、来場者からの意見を集めたい考えだ。

この2つの技術は「提案」レベルであり、商品化は予定していないそうだが、これよりは可能性がありそうなのが、同じく参考出品の「On-site Wi-Fi Print System」。撮影した画像をアクセスポイント経由でPCに取り込んでプリンターに送ることで、離れた場所にあるプリンターから、撮影画像が自動的に印刷されるようになる。

On-site Wi-Fi Print System。このように普通に撮影する

するとついたての背後にあるプリンターから撮影結果が印刷される


自動でテンプレートに従った印刷が行われる。今回のデモではこんな写真ができあがる

来年第1四半期に発売予定の新デジタル一眼レフカメラFinePix S5 Proには無線LANアダプターが用意されるが、両者の連携が検討されているそうなので、こちらの無線LANソリューションは実現が近いかもしれない。

  • <<
  • <

1/2

インデックス

目次
(1) デジタルカメラと無線LANの新しい関係
(2) 主人公を見つけて、音楽に合わせたフォトムービーを自動作成

人気記事

一覧

イチオシ記事

新着記事

柴田英嗣、元妻&ファンキー加藤娘の健診に立会い宣言 "加藤違い"で狩野焦る
[00:12 7/30] エンタメ
ウレタン製の柔らかVRゴーグル「Merge VR」、ツクモ限定で30日から販売開始!
[00:00 7/30] パソコン
[シン・ゴジラ]日本政府対ゴジラの攻防 日本映画のスケールを超えた壮大で緻密な作品
[23:59 7/29] エンタメ
「機械仕掛けの愛」4巻発売、娘の結婚式に参列するAIのエピソード公開
[23:34 7/29] ホビー
声優・久保ユリカ、2ndシングル「SUMMER CHANCE!!」発売記念特番でMVを公開
[23:30 7/29] ホビー