【レポート】
NTTインターコミュニケーション・センターは本日15日より、「コネクティング・ワールド: 創造的コミュニケーションに向けて」展を、東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)にて開催している。
NTTの方針変更によって閉鎖の話が出るなど、一時はその存続すら危ぶまれていたICC。しかし、関係各所からの要望や熱いバックアップを受け、今年6月6日にめでたくリニューアルオープンとなった経緯がある。リニューアル後としては初の企画展となったわけだが、過去の内容と比べると、やはり多少最先端技術寄りになっている印象を受けた。これはおそらく、施設の新たなテーマに沿ったものなのだろう。
本展覧会の企画担当である四方幸子氏は、現在の社会を「インターネット登場以降のネットワーク時代として、新しいコミュニケーション形態が広がっている。これは、検索エンジンやblogツールの登場が大きな影響を与えたことによるもの」と解説。また、こうした状況では「人と人」による自発的なコミュニケーション以外にも、「人と情報」「人と物」などが無意識的に接続する可能性が秘められていることを指摘し、展覧会にて「コネクティング」をテーマとして扱う意義を語った。
展示作品は1970年代から現在までの過去30年間より、「コネクティング」上で生まれるノイズやずれを用いたアーティストのもの13点が選ばれた。基準はビジュアル的・自覚的なものというよりは、直感的・体感的・生理的に感じさせるものであること。そのため、会場内では強烈なフラッシュを浴びることで一時的なめまいやモアレ感を体験したり、地響きのようなノイズを感じたりと、普段感じることのない感覚を得ることができる。また興味深いのは、出展作品の3分の1がGoogle、goo、wikiなどインターネット上のサービスから得られるデータを用いていることだ。アート分野として括れないものが加わることにより、展示作品すべてが日常とかけ離れたものではないことがわかるだろう。
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