【レビュー】

結構使える!! Windows互換レイヤー"CrossOver Mac 6.0.0"

4 Windowsアプリケーションを動かす - とりあえず使える日本語環境

    海上忍  [2006/09/05]

    CrossOver Mac環境下で実行されるWindowsアプリは、日本語を含むマルチバイト文字の表示に対応するが、デフォルトの設定ではほとんど考慮されていない。たとえば、環境変数「LANG」をMac OS X標準(ja_JP.UTF-8)の値のまま起動すると、日本語を含むメッセージが文字化けするため、Terminalで以下の手順に従い起動することになる。

    $ export LANG=ja_JP.eucJP
    $ open /Applications/CrossOver.app

    表示用のフォントには、ヒラギノなどMac OS X同梱のOpenTypeフォントを指定できるが、筆者の環境ではヒラギノ角ゴ Std W8がデフォルトの日本語フォントとして適用された。ウェイトの太さが気になるようであれば、バンドル内部のフォントフォルダ(/Applications/ CrossOver.app/ Contents/ SharedSupport/ crossover/ share/ wine/ fonts)に細めのアウトラインフォントをコピーしておくと、かなり見やすくなるはず。まずは、さざなみゴシック/明朝(TrueType)などフリーの日本語フォントで試してみよう。

    なお、Win32アプリはXクライアントとして起動されるため、ことえりやATOKなどAquaネイティブの日本語IMEは使用できない。OpenOffice.orgのときと同様、パッチを当てたkinput2を使えば日本語入力も可能と推測されるが、どのプロセスからウインドウマネージャ(/usr/X11R6/bin/quartz-wm)が呼び出されているか特定できなかったため、動作は確認できていない。

    パスの通ったディレクトリに保存されているアプリケーションは、「Run Command」ダイアログから起動できる

    付属のノートパッド(notepad.exe)を起動したところ。フォントをさざなみゴシックに変更している

    環境変数LANGの値を「ja_JP.eucJP」に設定、openコマンド経由で起動したところ、主要部分の文字化けが解消された

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