【レポート】

動画共有サービスの潮流、YouTube、GUBAからDivX Stage6まで

1 YouTubeがやってきた

後藤大地  [2006/08/31]

いつだったか、たしか今年の2月ごろだったと思うが、友人からおもしろい動画共有サービスがあると話をもらったことがある。メッセンジャーで話かけられたので読み方がわからず、「それ、なんて読むの?」と返事をした記憶がある。そしてあとはご覧のとおり、YouTubeは、あれよあれよと日本でもっとも人気のある動画共有サービスになった。

英語圏のサービスが日本語化もされないまま日本でも普及するのはめずらしいケースだが、動画というコンテンツの特性上、そこで提供されるテキストは英語だろうと日本語だろうと気にされないのかもしれない。動画共有サービスはほかにもいくつかあり、そして今後日本においても日本ベンダ主導でいくつかサービスが開始される予定になっている。

直近に発表されたサービスに動画共有サービス「DivX Stage6」があるのだが、採用している動画フォーマットの点で興味深い。ほかの動画共有サービスなども紹介しながら、こうしたサービスについて紹介したい。

動画共有サービスの雄、YouTube

YouTubeが設立されたのは2005年2月14日(米国時間)。同年11月にはSequoia Capitalから資本出資を受け、翌12月には公式サービスが開始されている。同出資がYouTubeの活動にはずみをつけたのは間違いのないところだ。Sequoia Capitalは2006年に入ってからもう一度出資を実施している。

2006年6月27日(米国時間)、YouTubeから発表されたプレスリリースにおける記載によると、毎日4千万の動画ビューをこなしており、さらに日々3万5千の動画が追加されているという。以後の報道からみるに、その後もさらにビューは伸びているようだ。今のところ間違いなく世界最大の動画共有サービスだとみていい。

YouTube - 検索結果の一覧。動画には簡単な説明とタグ、ビュー数や評価値が表示されている

動画をクリックすると、Flash Videoを使った動画閲覧が実施される。再生にはFlash 7以降のプラグインが必要

日本において同サービスは2006年2月から3月にかけて一気に普及をはじめ、以後日本からのコンテンツは急増。YouTubeが普及してからは、帰宅してからテレビをつけなくなったという話もよく聞く。テレビをつけるよりも、YouTubeの方がおもしろいということだろうか。インターネットが一般に普及をはじめた草創期には、テレビのオンデマンド配信サービスの話がよくとりあげられたものだが、当初想定されていたものとは違えど、YouTubeが同じことを実現しているのかもしれない。

YouTubeは無料で使うことができる。閲覧だけならユーザアカウントの作成も必要ない。ただし、ユーザアカウントがないと見れないコンテンツもある。ユーザアカウントを作成すれば、一定容量以内の動画(100MB以内、10分以内)データをアップロードすることができるほか、コメントの書き込みや、動画を評価できるようになる。

ちなみにYouTubeは日本では「ユーチューブ」と発音されることが多いが、日本語表記では読みにくい綴であることから、ローマ字読みをして「ようつべ」と発音されることもある。英語本来のニュアンスには「あなたのテレビ(Your tube)」といった含みがあるが、「You Tube」ではなく「YouTube」とつながっているため、日本人からすると1つの単語のように思えて発音しにくいというところだ。

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