【レビュー】

H.264への自動エンコード機能を搭載 - ELSA EX-VISION 1600TVを試す

1 製品概要をおさらいする

    多和田新也  [2006/08/30]

    「ELSA EX-VISION 1600TV」はエルザジャパンが6月に発売したチューナーカードだ。ハードウェアMPEG-2エンコーダを備えるほか、付属ソフトウェアでは録画した映像をiPodで再生可能なH.264動画へ自動コンバートする機能を持っており、録画した映像をiPodで持ち出そうとしている人は要注目の製品なのだ。

    NEC製のMPEG-2エンコーダチップを搭載

    ELSA EX-VISION 1600TVの接続インタフェースは、一般的なPCI接続となる。ボードサイズは165×64.41mmと小型で、フルサイズブラケットに加えてロープロファイルブラケットも付属するので、スモールフォームファクターPCなどでも利用が可能だ(写真1)。

    写真1 エルザジャパンが発売した「ELSA EX-VISION 1600TV」。標準ブラケットとロープロファイルの2種類が付属する

    ハードウェアMPEG-2エンコーダは、NEC製の「μPD61153」を搭載(写真2)。このチップは、ハードウェアMPEG-2エンコーダ、3D Y/C分離、3Dノイズリダクションを1チップに収めたもの。このチップ内ではすべてデジタル処理されるので、AD/DA変換が発生する高画質化処理チップを別々に実装した場合に比べると画質の劣化が少ないのが売りとなる。ただし、3D Y/C分離と3Dノイズリダクションは排他処理となっている。

    写真2 右下のNECロゴが入ったチップがハードウェアエンコーダの「μPD61153」。上のチップがゴーストリデューサの「μPD64032」

    このほか、本製品ではNEC製のゴーストリデューサチップ「μPD64032」も搭載。また、チューナーユニットは本製品のような小型の製品ではおなじみとなっている、アルプス電気のTSEチューナーを採用している。

    インタフェースはTVアンテナのほか、ビデオ入力端子とオーディオ出力ジャックを備える(写真3)。ビデオ入力は付属のブレイクアウトケーブルを利用しなければならない仕様だが、ロープロファイルにも対応するブラケット部のスペースを考えれば、これは致し方ないだろう(写真4)。

    写真3 ブラケット部は左からアンテナ端子、オーディオ出力、オーディオ/ビデオ入力が並ぶ

    写真4 オーディオ/ビデオ入力は付属のブレイクアウトケーブルを利用する

    ちなみに、この外部ビデオ入力はCGMS-Aに対応しているので、地上デジタル放送用のセットトップボックスからの録画にも対応する。本製品に付属するInfoTV Plusを利用し、MPEG-2での録画のみ対応。再生には、録画に使用したパソコンを利用し、InfoTV Plus上でのみ行えるようになっている。

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