【レビュー】

H.264への自動エンコード機能を搭載 - ELSA EX-VISION 1600TVを試す

4 H.264自動変換機能の魅力

    多和田新也  [2006/08/30]

    携帯機器での視聴を頻繁に行う人向けの製品

    以上のとおり、本製品に触れてきたが、ハードウェアエンコーダはMPEG-2のみと、大局的にはオーソドックスなチューナーカードという印象で、やはりH.264への変換を行える点が大きな魅力となっている製品といえる。

    これは、携帯機器を利用して動画を外に持ち出す人にとっては嬉しい機能だろう。とくに頻繁に持ち出す人にとっては、手作業でエンコード処理を実施する時間も惜しいだろうし、処理が自動化される点が実用的だ。さらにいえば、MPEG-2録画とH.264への変換を同時行っても問題ないことも今回のテストで確認できており、録画する番組が多い人も安心だ。

    一方で、エルザジャパンは昨年「ELSA EX-VISION 1700TV PCI」という製品も発売している。こちらは、DivXのハードウェアエンコーダを実装しているのが特徴の製品で、実売価格もELSA EX-VISION 1600TVに比べて5000円ほど高価になっている。主にPCをベースに動画を楽しむ人や、DivXに対応するポータブルプレイヤーをもっている人はこちらを選択することになるだろう。一方で、ユーザーの多いiPodではH.264への手動変換が必要になる点で、難がある。

    このあたり、エルザジャパンはいいところを突いた製品を投入してきた印象を受ける。ユーザーにとっては動画を利用する環境に合わせてチューナーカードを選べるだけのラインナップが揃ったわけで、歓迎したい製品といえるのではないだろうか。

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