【レビュー】

Mac Pro 3.0GHz - 史上最速のMacを試す

6 まとめ - まだまだ速くなる

    海上忍  [2006/08/28]

    今回リリースされたMac Proは、"Mac史上最速"とのふれ込みもダテではなく、定番ベンチマークソフトのXbenchでは、マルチスレッド処理性能を測るテストでPower Mac G5を大きく上回るパフォーマンスが確認された。Intel Core Duoを搭載するiMacやMacBook(Pro)と比較しても性能差は大きく、WoodcrestベースのXeonの底力を見た次第だ。

    各コアそれぞれにL2キャッシュを持ち、利用可能な領域が固定されていた「NetBurst マイクロアーキテクチャー」のXeon(5000番台)を改良、1つのL2キャッシュを2つのコアでどう配分するかを動的に変更できる新しい「Core マイクロアーキテクチャー」の構造は、動画のエンコードや3D画像のレンダリング処理など、より高い処理性能を必要とするMacユーザに強くアピールすることだろう。

    しかし、H.264エンコードのパフォーマンスがPower Mac G5と大きく変わらないなど、Intlプロセッサの性能をフルに引き出すための基盤整備が後手に回っている印象を受けた。SSE2/3などIntelのSIMD命令に最適化されたフレームワークの開発/改良は、ハードウェアレベルでのIntelアーキテクチャへの移行を完了したMacintoshプラットフォームにとって、次の重要課題となるはずだ。来春発売予定のLeopardでは、CocoaやCarbonをはじめとしたAPIの64ビット化が見込まれているため、Mac Proの本領発揮はLeopard以降と見るのも、あながちうがった指摘とはいえないだろう。もっとも、Leopardのリリースによるメリットがなかば約束されていることが、Mac Proの魅力の1つだともいえる。

    Power Mac G5(左)からMac Pro(右)へとハードウェアは代替わりしたが、“ソフトウェアの代替わり”もMacintoshプラットフォームには必要だ

    関連記事

    関連サイト

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

      イチオシ記事

      新着記事

      特別企画

      マイナビニュースマガジン