【レポート】

LeopardにみるAppleのメッセージ - 64-bit/Objective-C 2.0、Dashcodeまで

1 WWDCを振り返ると……

木下誠  [2006/08/22]

8月7日から5日間に渡るApple ComputerによるWWDC(World Wide Developer Conference: 世界開発者会議)では、Leopardのプレビューが行われた。基調講演では、Time MachineやSpacesといった、派手なインタフェースを持った機能が目を引いたが、全体的に物足りなさを感じた方も多かったのではないだろうか?

元々WWDCは、開発者が参加するタイプのイベントだ。その大きな目的は、Appleから開発者に、これからのMacに関するメッセージを伝える事にある。このレポートでは、基調講演および現時点で公開されている情報をもとに、Leopardプレビューに込められた、Appleから開発者へのメッセージを読み取ってみたい。

WWDCにおけるメッセージは、大きく2種類のものに分ける事ができると思う。1つは、次世代のMacプラットフォームを示すものだ。これには、CPUやGPU、I/Oインタフェースといったハードウェア、OSカーネルのような基幹アーキテクチャ、フレームワークで利用するプログラミング言語などが含まれる。去年のWWDCでは、Intel CPUへの変更という、強いメッセージがあったことは、記憶に新しい。この種のメッセージは、将来のMacプラットフォームのパフォーマンスを決定するものであり、またサードパーティの開発に大きな方針変更を迫る事もあるので、大きなインパクトがある。

もう1つのメッセージは、未来を描くものだ。Mac OS Xが、どのようなユーザエクスペリンスを提供するのか、それを実現するためにどのような新機能が使えるのか。Tigerでは、Spotlight、Dashboard、Automatorといった機能が登場した。Leopardが描く、未来のユーザエクスペリンエンスは、どのようなものになるだろう。

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