【レポート】

FTF Americas 2006 - PowerPCアップデート

1 Power.orgに関連して(1)

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Power.orgに関しての話題は簡単にお届けしたが、もう少しPowerPCに関連した話をしたいと思う。Freescaleはプロセッサという観点ではPowerPC、ARM、ColdFireという3つのアーキテクチャを保持している。ただこの3つの棲み分けは割と明白で、ARMは携帯電話と(Windows CEを使うような)Home Electronics、ColdFireはIndustrialと(Windows CEを使わない)Consumer向けとなっており、NetworkとAutoMotiveにPowerPCアーキテクチャを利用している。そういうこともあってか、セッションの数も多いし、製品のバラエティも豊富である。このあたりをもう少し掘り下げてご紹介したいと思う。

Power.orgに関連して

初日のパネル・ディスカッションでPower ISA 2.03については簡単にご紹介したが、まずこのPower ISAについてCalros M. Gutierrez氏(Photo01)にお話を伺った。

-- Power.orgは2004年12月に発足しましたが、Freescaleの参加は今年の2月です。なぜ最初から参加されなかったのでしょう?

Power.orgは当初、IBMやAMCC、Cadenceといった、(初日のパネルの)残りのメンバーで発足したが、当初は組織の構築やマネージングの確立、あるいはアーキテクチャの決定やメンバーの協調作業といった作業に費やされていた。我々は当初から参加を考慮してはいたが、こうした作業が済んだ事で参加を決意したのは2005年秋だ。ただそこからMSA(MemberShip Agreement)の作成に手間取った。当初は2005年末には済む予定だったが、今年2月まで掛かってしまった。実際に参加を開始してから、それをアナウンスするまでに数ヶ月掛かってしまったわけだ。以前から共同作業を行っていたが、それを公式にはいえなかったというだけだ。

-- ところでPowerISA 2.03にはPower SavingのFeatureが入ってないように思います。実際にはMPC8641Dなんかを見ると、かなり豊富なPower Savingの機能が入っているわけですが、こうしたものをPowerISAに反映しなかったのは何故でしょう?

それはアーキテクチャとインプリメントを混同している。アーキテクチャは命令セットの定義であって、電源管理はインプリメントの問題だ。電源管理に関してはプロセスにも関係してくるし、使い方も関連してくる。Embeddedでは強力な電源管理が必要だが、Server向けにはそれほど重要な問題ではない。

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インデックス

目次
(1) Power.orgに関連して(1)
(2) Power.orgに関連して(2)
(3) Power.orgに関連して(3)
(4) e200 / e300 / e500 / e600 / e700(1)
(5) e200 / e300 / e500 / e600 / e700(2)
(6) PowerQUICC(1)
(7) PowerQUICC(2)

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