【レビュー】

ニコン D80 実写インプレッション

7 安心して購入できるカメラの筆頭

    西尾淳  [2006/08/15]

    もっとわかりやすい特徴がほしい

    D80はなんともキャッチを付けづらいカメラだ。1020万画素以外、わかりやすく訴求できる特徴がなく、機能的にもD200から移植したものが多いためだ。その代わり、確実に撮影するためのポテンシャルは素晴らしく高い。登場した時点で定番化が約束されているカメラだともいえる。

    逆にいえば、ヒエラルキーの中でしか選べない危険性も孕んでいる。「D200は高くて重いからD80にしよう」「D50だと初心者に見られるからD80にしよう」といった具合。中間クラスだからこそわかりやすい特徴が必要だと思うのだが。

    例えば大きくて見やすい液晶モニターを生かし、他社カメラで一般的になりつつある情報表示を行ったらどうだろうか? ショルダー部の表示パネルは不要になるから、ボタンやダイヤル類の配置も自由になるのではないか? デジタルであることを生かす方法はいくらでもあるはず。

    とまあ個人的な希望を述べたが、D80はよくできている。D200で話題になった画像のゆるさなどもうまく修正しているし、懸念だった画像拡大方法なども解決を見出している。なにより、この小型ボディに高性能をよく詰め込んだと思う。現在、もっとも安心して購入できるカメラのひとつであることは間違いない。D80の性能にハズレはないのだ。

    サボテンをマクロ的に撮影。仕上がり設定は[標準]のままだが、いい色になった。
    AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6G
    L+Fine(JPEG)
    85mm(128mm相当)
    絞り優先AE(F8、1/125秒)
    ISO 100
    WB:オート
    仕上がり設定:標準
    生画像はこちら約(2.9MB)

    上から塗ったような花の色だが、元からこういう色。DX 18-135mmの最短撮影距離は全域で45cmと使いやすい。
    AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6G
    L+Fine(JPEG)
    135mm(203mm相当)
    絞り優先AE、補正-0.3EV(F5.6、1/200秒)
    ISO 100
    WB:オート
    仕上がり設定:標準
    生画像はこちら約(3.1MB)

    人物が少々つぶれてしまったが、Dライティングを通すときれいに浮き上がる。
    AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6G
    L+Fine(JPEG)
    100mm(150mm相当)
    絞り優先AE、+0.3EV(F5.6、1/60秒)
    ISO 100
    WB:オート
    仕上がり設定:標準
    生画像はこちら約(3.3MB)

    ちょっと離れた被写体でもシャープに写し撮る。夏休みで子供は遠くへお出かけだろうか。
    AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6G
    L+Fine(JPEG)
    50mm(75mm相当)
    絞り優先AE(F10、1/80秒)
    ISO 100
    WB:オート
    仕上がり設定:標準
    生画像はこちら約(4.4MB)

    横からの光でコントラストが非常に強かったため、仕上がり設定を[ソフトに]で撮影。テカリがきれい。
    AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6G
    L+Fine(JPEG)
    85mm(128mm相当)
    プログラムAE(F5.6、1/125秒)
    ISO 100
    WB:オート
    仕上がり設定:ソフトに
    生画像はこちら約(4.3MB)

    空は曇りがちだったが、1/3段開けて明るさを表現。少々後ピンになってしまった。
    AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6G
    L+Fine(JPEG)
    112mm(168mm相当)
    絞り優先AE、補正+0.3EV(F8、1/80秒)
    ISO 100
    WB:オート
    仕上がり設定:標準
    生画像はこちら約(2.6MB)

    何かを落としてしまったらしい少女。明部から暗部までCCDが目一杯仕事をしている。羽田の感じもいい。
    AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6G
    L+Fine(JPEG)
    18mm(27mm相当)
    絞り優先AE(F8、1/125秒)
    SO 100
    WB:オート
    仕上がり設定:標準
    生画像はこちら(約4.4MB)

    日陰で空があかるたいため、相対的にアンダーに。これもDライティングを通したい。
    AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6G
    L+Fine(JPEG)
    18mm(27mm相当)
    絞り優先AE、補正+0.3EV(F8、1/125秒)
    ISO 100
    WB:オート
    仕上がり設定:標準
    生画像はこちら約(4.5MB)

    雨上がり。緑が鮮やかだ。立体感もそこそこ出ている。
    AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6G
    L+Fine(JPEG)
    80mm(120mm相当)
    絞り優先AE(F5.6、1/125秒)
    ISO 100
    WB:オート
    /仕上がり設定:標準
    生画像はこちら約(4.7MB)

    仕上がり設定を変えて試してみたが、[鮮やかに]がもっとも青がよく出た。
    AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6G
    L+Fine(JPEG)
    32mm(48mm相当)
    プログラムAE(F8、1/250秒)
    ISO 100
    WB:オート
    仕上がり設定:鮮やかに
    生画像はこちら約(4.1MB)

    飲み屋の前に並べられた日本酒。ラベルの質感もよく出ている。
    AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6G
    L+Fine(JPEG)
    26mm(39mm相当)
    絞り優先AE(F5.6、1/125秒)
    ISO 100
    WB:オート
    仕上がり設定:標準
    生画像はこちら約(3.7MB)

    空がきれいだったので急いで撮影。ゆるい画像になってしまった。
    AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6G
    /L+Fine(JPEG)
    18mm(27mm相当)
    プログラムAE、補正-0.3EV(F3.5、1/50秒)
    ISO 100
    WB:オート
    仕上がり設定:カスタム
    生画像はこちら約(3MB)

    作例撮影:加藤真貴子(WINDY Co.) 製品撮影:川上卓也(メディアート) レポート西尾 淳(WINDY Co.)

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