【レポート】

WWDC 2006 - Vistaを迎え撃つMac OS X 、"Leopard"の新機能は……

1 優れたワット性能によってもたらされた内部空間

 
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米カリフォルニア州サンフランシスコで8月7日(米国時間)からAppleの開発者会議「Worldwide Developers Conference (WWDC)が始まった。初日にはCEOのSteve Jobs氏などによる基調講演が行われ、デュアルコアのXeonを搭載した「Mac Pro」「Xserve」が発表されたほか、次期Mac OS X "Leopard"の一部機能が初公開された。

基調講演は、米国でオンエアされている「Mac対PC」のテレビCMのWWDCバージョンでスタートした。PC役のJohn Hodgmanが世界48カ国から集まった4,200人以上のMac開発者に対して、今年は残りを休んじゃうか、Windows Vistaに協力してみてはどうだい……と勧め、Windows Vistaの諸機能を弁護し始める。そこにMac役のJohn Hodgmanが登場して"PC"をたしなめてビデオ終了。Steve Jobs氏が登場した。

米国ではおなじみの「Mac対PC」で基調講演はスタート

今年のWWDC基調講演はSteve Jobs氏のほか、Phil Schiller氏などApple幹部3人がスピーカーとして登場した

まずは直営小売店のApple Storeの情報アップデートから。2006年の4-6月期に、Apple Storeには1,700万人が訪れたそうだ。Mac購入者のうち、50%がMacの新規ユーザーだという。このような乗り換えユーザーの追い風があり、同四半期には過去最高の出荷台数133万台を達成した。伸び率ではPCを大きく引き離し、特にMacBookが好調なノート型製品が着実にシェアを伸ばしている。またIntel製CPUへの移行も順調で、販売されたMacの75%がIntelベースのMacだったという。そして今回のWWDCで、Intel製CPU移行の最後のピースとなるデスクトップ機の「Mac Pro」と1Uサーバの「Xserve」が発表された。

157店目となるニューヨーク5番街のフラッグシップ店。ガラスキューブの入り口が特徴

4-6月期のMac購入者の半分が新規Macユーザー

MacとPCの成長率の比較

着実にシェアを伸ばすMacのノート型製品

今年1月にIntel製CPUを搭載したMacBook ProとiMacを発表してから210日で移行を完了

XeonはIntelのハイエンドプロセッサだが、ワークステーション/サーバ向けに分類される。ワールドワイドハードウェアプロダクトマーケティング担当副社長のDavid Moody氏によると、Intelがデスクトップ向けに用意しているCore 2 ExtremeやCore 2 Duoを採用しなかったのは、デジタルクリエイターのようなMac Proのユーザー層がパフォーマンスや拡張性を重視するためだという。プロ向けの"超"高性能にこだわった結果、動作周波数(最高3GHz)やFSB(最大1333MHz)で上回り、チップセットがFB-DIMMに対応するXeonが選ばれた。

Mac Pro Quad Xeon 3.0GHzとPower Mac Quad G5 2.5GHzのパフォーマンスを比べた場合、Mac ProがSPECint_rate2000で2.1倍、SPECfp_rate2000で1.6倍を実現しているという。またXeon "Woodcrest"で採用されているCoreマイクロアーキテクチャは、電力効率に優れるのが特徴だ。消費電力や発熱を抑えながら、より優れたパフォーマンスを引き出せる。従来モデルに比べて冷却システムを減らせるので、Mac Proの内部はすっきりとした空間になり、500GB HDD×4で最大2TBが可能なストレージエリアや2つの光学式ドライブベイが可能になった。ちなみにハードディスクドライブベイには、ケーブルレスでダイレクトに着脱できる新システムが採用されている。

PowerPC G5、Opteron、Xeonのワット性能を比較

すっきりとしたMac Proの内部。PCI Expressスロットの上に4つ並んでいるのがHDD×4のストレージエリア

ユーザーが日常的に触れるアプリケーションでPowerMac G5とパフォーマンスを比較

Mac Proと同スペックのDell製品の価格を比較

Xeon "Woodcrest"のワット性能の高さは、Xserveにおいても1Uサイズのままで従来製品を大きく上回るパフォーマンスを可能にしている。Xserve G5 Dual 2.3GHz G5との比較で、Xserve Quad 3.0GHz XeonはSPECint_rate2000で5.4倍、SPECfp_rate2000で3.7倍になるという。Mac Pro同様に内部空間にもゆとりが生まれ、冗長構成の電源ユニットが可能になった。

Xserveを採用したxTechのデータセンター。アクアリウムと呼ばれる

Xserveと同スペックのDell製品の価格を比較

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インデックス

目次
(1) 優れたワット性能によってもたらされた内部空間
(2) きついジョークが飛び交うWWDC会場
(3) Leopardの10機能 - アップルがタイムマシーンを開発

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